ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763138071

作品紹介・あらすじ

(編集中)

感想・レビュー・書評

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  • 2020-12-24 amazon 499-

  • 人間の業を映す落語、人間の業と向き合うビジネス

  • 勉強になりました。
    タイトルがなんかヤラシイ感じで、
    まあ、それにつられて読んだわけですが。
    そんなビジネスエリートとか教養とか関係なく、
    初心者にとってとても分かりやすい内容でした。
    少し興味わいたかな。

  • 2023.08.26 朝活読書サロンで紹介を受ける。
    吉田茂のエピソード
    『一眼国』
    談志「落語とは人間の業の肯定だ」

    2023.09.23 朝活読書サロンつづき。
    「オチ」しゃれや語呂合わせ

  • 落語とは?を知りたい方にとっては、講談や歌舞伎との違いが分かりやすくかかれているので入門書としてよさそう。自分は目的がズレてた(題名通りの内容かと思った)のであまり響かず。
    やっぱりビジネスマンじゃないから題名の視点では書けないのでは〜と思ったんだけど、ワコールで3年間は働いてたのね。

  • 初めて落語と触れた書だったのでとても新鮮で印象に残ることが多かった。
    伝統芸能としての落語のポジション変化、時代を作ってきた名人たちのストーリー、現代にも生きる落語の用語。
    ビジネスパーソンにも学びになる演目。
    芝浜、100年目を見てみようと思う。

  • 落語の観点でビジネスを語るという難しいテーマは著者にはうってつけなのでしょう。
    題名はちょっと無理にこじつけた感はあるけど、我々ビジネスマンには「落語を聴こう。これを(落語ではなく知識を)現場で披露しよう。という気持ちになります。

  • ※以前に読んだ本の登録
    ざっくりメモ

    落語について学べる本。
    落語は、日本の伝統、文化について知るツールになる、人間の変わらない本質を教えてくれる、人の心を掴む術を身につけさせてくれるものとして重要な教養である。日本人として知っておくこと、そして楽しみたい文化の一つである。

  • 大人の教養として読むべし!

  • ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語
    著:立川談慶

    落語は日本の「文化」、日本人特有の「価値観」を教えてくれる。それは落語が単なる「娯楽」にとどまらず、伝統芸能としての側面があるからである。

    国内外を問わず、自国の文化・伝統芸能はビジネスエリートにとって共通言語になりえる。「落語」を知るということは、日本の文化・伝統芸能を知り、日本人の価値観を知るということである。落語は、日本各国を旅せずとも、日本について深くしることができる最強のツールである。

    本書の構成は以下の7章から成る。
    ①これだけ知っておけば間違いない落語の「いろは」
    ②噺の構造と落語家の出世
    ③ニュースや会話によく出てくる名作古典落語
    ④落語と比べると理解しやすい日本の伝統芸能
    ⑤これだけは知っておきたい落語界のレジェンド
    ⑥世界の笑いと落語
    ⑦これを知っていればあなたも落語通!使える落語

    テレビで眺める程度で、あまり触れてこなかった「落語」という世界。本書はその導入部分のみの紹介かもしれないが、その入り口でさえ惹きつかれるものがあった。

    日本古来から伝わる文化芸能である落語は、今の世の中のプレゼンテーション。伝えるのも用件ではなく、笑いとその背景の道徳などの心を伝えるという点では非常に参考になる。

    笑いという側面でみても、子どもを笑わせるために多用する顔芸や、妻に良かれと思ってくりだす「ダジャレ」(失笑される)、ではとうに限界がきており、ジャパニーズユーモアという、飽きのこない、伝えられる側のとんち的思考も借りながらの笑いの提供というある意味新鮮な笑いのキャッチボールの仕方を学ばせてもらった。

    古典的落語の同じ題目は演者によって、大きく変わる。そしてそれは同一人物であっても同じ演者であっても、毎回違った顔を見せてくれる。生き物のようなもの。

    古典落語といっても、カチっと変わらないものではなく、時代によってアレンジや解釈や演じ方が変わる。伝える側も伝えられる側も成長することでその題目は時代と共に進化し、生き残っている。

    奥が深い落語。簡単ではないかもしれないが、演じる側として落語を触れる等違ったことにもチャレンジしてみたい。

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著者プロフィール

落語立川流真打。著述家。1965年11月16日生まれ、長野県上田市出身。1988年慶應義塾大学卒業後、株式会社ワコール入社。営業マンとなるが、芸人の夢を諦めきれず、1990年吉本興行福岡一期生オーデションに合格し所属となる。1991年ワコールを退社、吉本興業も退所し、立川流Aコースに入門、「立川ワコール」を名乗る。2000年二つ目に昇進。師匠七代目立川談志による命名で「立川談慶」に改名。通常3年程度で二つ目になるが、前座修行10年は異例。2005年真打昇進(慶應義塾大学卒初の真打)。趣味の筋トレは50歳を超える今でもベンチプレス100㎏以上を上げる。
著作は落語家としては異色の20冊超え。『大事なことは立川談志に教わった』(KKベストセラーズ年)、『教養としての落語』(サンマーク出版)、『落語はこころの処方箋』(NHK出版)、『落語に学ぶ粗忽者の思考』(WAVE出版)、『不器用なまま、踊りきれ。 超訳 立川談志』(サンマーク出版)、『天才論 立川談志の凄み』(PHP新書)などがある。

「2022年 『武器としての落語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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