- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763191496
感想・レビュー・書評
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「シェルドレイクの仮説」を解説する本である。シェルドレイクは『形の場は形の共鳴によって伝わる』という理論を展開し、世界的権威のある科学雑誌ネイチャーはこの難解且つ、冒険的な本を焚書候補ナンバーワンと酷評した。その理論とは、「現在自然に存在する生物の特徴的な形と行動、または物理的、化学的なあらゆるシステムの形態は、過去に存在した同じような形態の存在の影響を受けて、過去と同じような形態を継承する」という内容である。興味深いと思われる方はぜひ、一読をおすすめする。
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ルパート・シェルドレイク「生命のニューサイエンス」を喰代栄一氏が解説した本。非常に興味深い。シェルドレイクの仮説だけでなく、それが発表されたときに世間や周囲の反応もきちっと収録されているところがよい。デービッド・ボームが関心を寄せていたのは興味を引いた。ぜひシェルドレイク本著も読んでみたいと思った。
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なんども読もうと思いながら、最小数ページでやめてしまう。
買ったから読み終わるまで、十数年かかった。
内容はある程度想像通り。 -
世の中に偶然の一致などといって理由はわからないが、なぜか同時に離れたところでおなじような出来事がおこることはよくあります。シェルドレイクは「形の場」の形成と「形の共鳴」でこの現象を説明しました。発表当時は、エセ科学ともみられましたが、BBCが実験方法をしたりしてどうもそのような現象がありうるようにみられるようになってきました。BBCがの実験は、ちょっと見たところではわからない影絵を放送して事前に英国中のみなさんに知らせておいて、放送をみられない米国などの被験者にその影絵をみせてなにかをあてさせたのです。すると、放送前と放送後であきらかにあたる率が向上しました。つまり「形の場」が形成され、「形の共鳴」おこったのです。とてもおもしろいとおもいました。
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シンクロニティという現象を紹介した本で
一度起きた現象はそれを境に一斉におきる(グリセリン等)から人間の認知に関する同一性
本屋に行ってパラパラとめくった本全てで同じようなテーマを扱っていたらそれはシンクロニティですか?それとも流行ですか? -
生物学、物理学、心理学・・・いろんな方面から「形の場
」について検証している。人間をはじめ、生物は過去に影響をうける。未来にも影響をおよぼすということですね。現在の科学ではすべて遺伝子レベルで考える事だから信じられないというひとは多いと思う。でもこの説を全部否定するわけにはいかない。何十年後かにはすべてシェルドレイクの仮説で解明されるかも。そう考えると楽しい。