プラス思考だけじゃダメなんだ!: 「報酬系」と「罰系」が生き方のカギを握る

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  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763192578

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  • 報酬系と罰系という言葉を使ってはいるが、特に目新しいことは書いてない。弱い自分を認めて、何でもプラス思考で捉えるのではなく、時には「アホで何が悪い」と関西人の開き直り、心にいいこと=報酬系の発想をしていくことの大切さを提唱している。

  • <本の紹介>
    「元気に生きよう」としたとき、必ずしもプラス思考だけが有効とは限らない。「「弱い自分」を認めてしまおう」「自分を許そう。他人を許そう」「自分自身の幻影と戦うな」など、免疫学の視点から元気に生きるコツを提案する。

    一概にプラス思考といっても、種類がある。

    プラス思考:くよくよしないで前向きに考えること。

    スーパープラス思考:いつでもどんな時でも何があっても前向きに考えられること。例えば、お客さんに怒鳴られて怒られたのに、その後「怒ることはとってもエネルギーを使うのに、お客さんは俺をあんなに怒ってくれた。こんな俺にお客さんはあんなに期待してくれてるんだ、嬉しいし、俺は絶対応えなきゃいけない!」←孫正義の有名なエピソード。段違いの勘違いなんだけど、これある意味すごいよね。

    間違ったプラス思考:「ベートーベンを聞くのは教養にいいから、聞かなきゃ!」って、好きでもないのにベートーベンばっかり聞いたり、「1日1万歩歩くのは体にいいから、歩かなきゃ!」って熱っぽくても、雨が降ってても歩いたり、「俺はやればできるんだ、やるぞ!」って絶対できない量の仕事を引き受けたり、身体的、もしくは精神的に無理を強いるプラス思考。

    この、間違ったプラス思考が逆に体や精神にマイナスになるのは、普通に考えて当たり前。でも、「マイナス思考をプラス思考に変えると病気にならないんだ」、とか勘違いして「なんでもかんでもプラス思考になればいいと思ってない?」ってのがこの本の要点だったと思います。
    そしてここでも言われてたのが、そういう弱い自分とか、人に言えない秘密を話せるような仲間を見つけよう、ってことでした。

    自分を許すこと。
    自分を認めること。
    それを助けてくれる人を見つけること。

    それは奥さんでもいいし、友達でも、少し距離のある人の方が良ければそういった人でもいいと思います。誰か聞いてもらえる人がいるだけで全然変わると思うし、第3者から見てのフィードバックも受けられるし。
    誰かとつながってるのを感じられることは、本当に大事なことだなと思います。

    「おれとおまえのほにゃらら」by 高橋歩

    演技しなくっていい。
    テンションをあげなくっていい。

    リラックスしたふつうのオマエを見せてくれ。
    リラックスしたふつうのオレを見せるから。

    要は「オレとオマエ」であって、
    ひとつふたつの言葉や行動で、
    オマエを判断しやしないさ。

    オレは審査員じゃない。
    トモダチなんだぜ。

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著者プロフィール

川村総合診療院院長

「2019年 『うつ病は「田んぼ理論」で治る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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