アドルノ美学解読――崇高概念から現代音楽・アートまで

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  • 花伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763409102

作品紹介・あらすじ

没後50年、多角的な読解を通して析出するアドルノ美学の全体像
〈崇高〉、〈自然美〉、〈神学・形而上学〉、〈倫理・感性学〉、〈モンタージュ〉、〈表現と構成〉、〈SEA〉、〈不定形音楽〉、〈トータル・セリエリズム以降の音楽〉

アドルノ美学をめぐる研究環境は、アドルノの突然の死後、50年が経過する現在、少しずつ変わりつつあるのであって、本書もまた、そのような変化の中から生まれたものと言うことができる。アドルノの知的関心は多岐に渡り、個人で容易にカヴァーできるものではない。研究する側にも共同の作業が要請される所以である。本書は、関心の多様性を特徴とする。(「まえがき」より)

感想・レビュー・書評

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  • いただきもの。藤野さんの「アドルノにおけるAesthetick/Ethik」だけ読む。美学と結びついた美的倫理の可能性について。考えながら書く文体がよい。「芸術作品としての人生」という発想についてよく考えてみたい。

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著者プロフィール

國學院大学文学部教員。哲学(倫理学)、ドイツ現代思想研究。フランクフルト大学哲学博士。キェルケゴール協会、日本島嶼学会会員。鶴見俊輔、ナータン・ビルンバウム、トーマス・ネーゲルとじっくり取り組みたいと念じながら、果たせずにいる。既発表論文に、「「言葉の力」をめぐる考察――第二次世界大戦直後の言語表現/言語批判」(『思想』2009年5号)「「チェルノヴィッツ」考」(『思想』2013年3号)など。

「2019年 『アドルノ美学解読』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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