細江英公の写真―1950ー2000

制作 : 山形美術館 
  • 共同通信社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784764104662

感想・レビュー・書評

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  • 2000年に渋谷の松涛美術館で行われていた
    細江英公の回顧展ポスターを、21歳だった当時、
    路地脇の町内掲示板に貼りつけてあったのをたまたま見かけ
    「何じゃコリャぁぁぁ!!」と(心のなかで)叫ぶ。

    次の日にすぐに松涛美術館に足を運び、
    始めて細江英公の名前を知ると共に、
    頭を電流付き釘バットでぶん殴られたような衝撃を受ける。

    お金の無かった当時の自分にとっては、
    なかなかにハードルの高い金額設定の本書を
    帰りがけに躊躇なく受付で購入して家に帰った。

    それ以来、今でも自分自身に最も影響を与えている
    最重要な写真集になっている。

  • とりあえず、細江英公という方にとってもおすすめです
    amazonだと最近は扱ってませんが、
    清里フォトアートミュージアムのオンラインミュージアムshop (http://www.kmopa.com/)
    で、購入することができます(ちなみにここの美術館の館長がたしか細江さんという設定でした)
    生々しさや魔術、狂人というイメージを抱かせる写真が多いのですが、写真という現実にそこにあったもの一瞬に固定させてしまう手法の独自性というか、良い意味での写真っぽさがバランスよく調和しており、単純な生々しさや狂気、幻想ではなく深みを持ったものになっております。
    渋谷の松濤美術館でカタログがみれるので、東京にいる人はみて買うのも良いかもしれません。

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著者プロフィール

写真家。1933年山形県米沢市に生まれ、東京で育つ。代表作に『おとこと女』(1961年)、『薔薇刑』(1963年)、『鎌鼬』(1969年)他多数。近作に、舞踏家・笠井叡を撮影した写真集『透明迷宮』(2016年)がある。2003年、英国王立写真協会より創立150周年記念特別勲章を受章。2007年、写真界のアカデミー賞といわれるルーシー・アワード(米)のビジョナリー賞を日本人で初めて受賞。2010年文化功労者に選出。東京工芸大学名誉教授、清里フォトアートミュージアム館長。


「2016年 『鎌鼬 田代の土方巽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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