キリスト教の将来

  • 教文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784764266346

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  • マクグラスの属する英国国教会(聖公会)は、カトリックのような典礼を重んじるハイチャーチから、ドラムやエレキギターを使うようなローチャーチまで、多様な立場を包含している。さらに彼はさまざまな教派的伝統が集まるオックスフォードで神学教師をしている。さらに福音主義を明確に標榜しており、その伝統的な霊性のみならずセルチャーチなどの現代的な潮流にも通じている。これらの条件からしてみても、「キリスト教の将来」という大それたタイトルの本を書くに相応しい資格を持っているだろうと思う。いままでメインラインと言われていた「リベラル」陣営が衰退し、カトリックや福音派、ペンテコステなどが伸張すると指摘しているが、これはまさに私自身の実感ともぴったりであった。

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著者プロフィール

1953年生まれ。現在、オックスフォード大学教授。著書『キリスト教神学入門』『宗教改革の思想』『ルターの十字架の神学』『プロテスタント思想文化史』ほか多数。

「2020年 『宗教改革の知的な諸起源』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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