バレエ・シューズ

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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784764267329

作品紹介・あらすじ

一九三〇年代のロンドン。考古学者のマシューは、旅先で拾った三人の赤ん坊を甥の娘に託して行方不明に。姉妹として育てられた孤児たちは、家計を助けるために、舞台芸術学院で学びながら働きはじめます。多くの人との出会いの中で、長女ポーリーンは俳優、次女ペトロヴァは飛行士、三女ポージーはバレリーナを夢みるようになりますが…。

感想・レビュー・書評

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  • 6月号に「ノエル・ストレトフィールド著 シリーズ邦訳刊行記念 翻訳家 中村妙子さんインタヴュー」が掲載されています。
    書評誌『本のひろば』|一般財団法人キリスト教文書センター
    http://www.bunsyo.or.jp/hiroba/


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    家計のため舞台芸術の世界にとびこんだ孤児のフォッシル3姉妹が、夢をつかむまでを描くハートフル・ストーリー
    児童小説の古典的名作、〈新訳〉で登場!
     ◆ ものがたり ◆ 
    舞台は1930年代のロンドン。考古学者のマシュー(通称ガム大おじさん)は、化石(フォッシル)探しの旅先で3人の赤ん坊を拾います。ところがガムは、3人を甥の娘に託して行方不明に。

    姉妹として育てられた孤児たちは、家計を助けるために、学びながら働くことのできる、舞台芸術学院へ通うことになります。多くの人との出会いの中で成長し、自分たちの力で生きることを決意するようになり、記念日ごとに確かめ合います。

      「われら3人のフォッシル姉妹は、歴史の教科書にフォッシルの名がのるように、努力することを誓う!」

    お芝居に魅せられたポーリーン、機械いじりが好きなペトロヴァ、踊ってさえいれば幸せなポージー。少女たちは、どのように未来を切り拓いてゆくでしょうか……!

      * * * * * * * *

    英米児童文学の古典的名作といわれ、人気を博した『バレエ・シューズ』(Ballet Shoes,1936,イギリス/1937,アメリカ)。日本では、村岡花子さん(講談社、1957年)、中村妙子さん(すぐ書房、1979年)、久米穣さん(偕成社、1980年)と3人の訳者によって紹介され、2007年にはBBCがエマ・ワトソン主演でテレビ映画化もした人気作。

    今回は、中村妙子さんが40年の時を経て、現代の読者にも読みやすく生まれ変わらせた〈新訳〉です。挿絵は、著者ノエルの姉ルースが描いたイギリス版のものを使用。ストレトフィールド姉妹がつむぐ、フォッシル姉妹の物語をお楽しみください。
    https://www.kyobunkwan.co.jp/publishing/archives/18694

  • 考古学者マシューに引き取られた三人がフォッシル姉妹として努力を重ねます。ポーリーンは演劇、ポージーはバレエに熱中していますが、ペトロヴァが、気が進まないながらも舞台で頑張る健気さといったら! 姉妹を見守る大人たちがみんな誠実で、血が繋がらないことを問題にしないのがいいですね。

  • 古き良きという本かなあ。
    訳もきれいで読んでて楽しい。

    小公子とか小公女とか若草物語とか、
    そんな昔なじみの児童書に通じる。
    今の子ども達が手に取るかというと
    難しいかなあ。

  • 翻訳少女小説。なんでコレを予約したかは思い出せない。最後にガムが帰宅して大団円、ってのが妙に若草物語チック。訳者あとがきの、中村女史が娘2人を姉に預けて夫と渡米した話が胸に迫る。

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著者プロフィール

ノエル・ストレトフィールド 1895年、英国のサセックス州に生まれる。英国王立演劇学院を卒業後、女優として活動。1931年に児童書の創作を始め、1936年刊行の『Ballet Shoes』にて一躍人気作家となる。1939年に『Circus is coming』(アメリカ版タイトル『Circus Shoes』)にてカーネギー賞を受賞。1986年没。

「2019年 『バレエシューズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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