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- Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
- / ISBN・EAN: 9784764602663
感想・レビュー・書評
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「宛も狭い座敷の中へ大きな屏風を立て廻した感じ」山河あり津和野を読む。
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戦後という時代において日本人の気質と気概、叡智が集約された一書でした。
無作為に綴られたように見える一文一文だが、深く共通するのは過ぎ去りし過去と今、目の前の瞬間を振り返りながらも日本人の魂が色濃く宿っていた。
敗戦から主権回復となり豊かさに覆われて過ぎていく時間の中で、無機質となる社会において一つ灯した正しき日本人の魂であった。
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