自治体政策過程の動態: 政策イノベーションと波及

著者 :
  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766409017

作品紹介・あらすじ

自治体が地域の課題に直面し、新政策を採用する過程を、「情報公開」、「環境」、「福祉」の分野から体系的・実証的に考察する。

感想・レビュー・書評

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  • 自治体政策過程の解明をめざした研究書。内政条件への対応、相互参照、横並び競争を鍵概念とする「動的相互依存モデル」を提示し、それをマクロ的な統計分析、ミクロ的な比較事例分析を組み合わせて実証している。
    著者が県職員出身ということもあり、かなり自治体政策過程のリアリティに迫っていると感じた。また、研究のリサーチデザインがしっかりしており、研究手法にも学ぶところが多い。自治体政策過程における相互参照の重要性を再認識した。

  • 一般に、自治体の政策導入プロセスを論じるとなると、先進自治体に目をつけて、個々の自治体の内部的条件(内生条件)ばかりが着目されることが多い。しかし、本書では内生条件もさることながら、自治体同士の相互参照プロセスに着目し、さらには国の政策導入の前後でその態様が変化することを実証している。それが「動的相互依存モデル」である。
    http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20080206#p1

  • 研究の参考になる部分が多くて読み込んでます。自分の卒制のテーマを決めて研究していくに当たって大きな指針になった一冊。

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著者プロフィール

学習院大学法学部教授

「2022年 『政策リサーチ入門 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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