『ドラキュラ』からブンガク: 血、のみならず、口のすべて (慶應義塾大学教養研究センター選書 3)

著者 :
  • 慶應義塾大学教養研究センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766412802

作品紹介・あらすじ

キーポイントは、口。メディア・セクシュアリティ・帝国・大飢饉などの歴史。そして、基礎作業として、まず真理と物語の問題。多彩な要素が絡みあいながら、テキストをさまざまに彩ってゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 【2/10000】

    皆様、明けましておめでとうございます!

    大掃除の合間に読み進め、年をまたいで読み終わりました~

    ここ数年は英語多読をしているのですが、ブラム・ストーカーの短編を最近読み、お世話になっている英語読解の先生から「ドラキュラ」を読む前にこの本を読むことを勧められました。凄く面白かったです!

    装丁からして、凄く好みでゾクゾクする感じです。
    内容はドラキュラが書かれた時代背景や著者についてなど、ドラキュラを読むにあたって、とてもためになるものでした。

    100ページ弱で一般人でも読みやすく理解しやすい解説がされているのが良かったです。
    「口」という器官についての考えが深まりました。

    私の好きなオスカー・ワイルドとブラム・ストーカーの意外なつながりを知ることもできたので嬉しかったです。

    本の作者や時代背景を知るとさらにその作品が楽しめるということ知ることができたので、勧めてくれた先生には感謝です。

    これから読むつもりの「ドラキュラ」は英語・日本語どちらにしようかな?

  • 「ドラキュラ」読んでから読むと、いろんな視点から「へぇ、あのエピソードにこんな意味が」と感心。
    一粒で何度も楽しめます。
    そんな楽しみ方を他の小説に対しても開いてくれる一冊。

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授
1958年生まれ、ウォリック大学大学院卒(Ph.D.)。著書に、『「ドラキュラ」からブンガク』、『「チャタレー夫人の恋人」と身体知』、『ビートルズは音楽を超える』など。訳書に、D. H. ロレンス『息子と恋人』(小野寺健と共訳)、『D. H. ロレンス幻視譚集』、フォード・マドックス・フォード『かくも悲しい話を……情熱と受難の物語』、マーガレット・ドラブル『昏い水』、サミュエル・バトラー『エレホン』ほか多数。

「2022年 『D・H・ロレンス研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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