近代都市バルセロナの形成: 都市空間・芸術家・パトロン

  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766415742

作品紹介・あらすじ

▼近代都市へと変わりゆくバルセロナを多彩な視点から読み解く。現在のバルセロナを特徴づける、ガウディを始めとするモデルニスモ建築群や碁盤目状に整備された都市区画といった様々な要素は、いったいどのようにして形成されたのか。中世都市から近代都市へと生まれ変わる過程を、都市空間のコンセプトはもちろん、変化を積極的に推進した芸術家たちとそのパトロンたちに焦点をあてて詳述する。▼人名・事項名の表記には、スペイン語ではなく、カタルーニャ語を使用(ただし、カタルーニャ起源の語のみ)し、現地発音を忠実に再現。

感想・レビュー・書評

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  • 第一章でイルデフォンス・セウタのバルセロナ拡張計画の敬意と彼の思想、取り巻く社会情勢などを踏まえて解説している。
    セウタに関する日本語文献が少ない中大変参考になった。
    バルセロナが当時抱えていた深刻な社会問題(失業、人口増大、衛生、ペスト)などを踏まえたセルダの都市計画

    参考文献もほとんどスペイン語だが、読めそうなものとしては
    「バルセロナ ある地中海都市の歴史」
    Barcelona's planning strategies 'Paris or the South' to the 'Capital of the West Miditerranean'

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著者プロフィール

1962年神戸市生まれ。慶應義塾大学文学部准教授(西洋史)。著訳書に『バルセローナ—地中海のざわめき』(山道 佳子 森枝 雄司、洋泉社、1990)『発禁カタルーニャ現代史』(セスク画/モンセラー・ローチ文、共訳、現代企画室、1990)『サラエヴォ・ノート』(フアン・ゴイティソーロ著、山道 佳子 訳、みすず書房、1994)『パレスチナ日記』(フアン・ゴイティソーロ著、山道 佳子 訳、みすず書房、1997)『嵐の中のアルジェリア』(フアン ゴイティソーロ著、山道 佳子 訳、みすず書房、1999)“Fiestas y celebraciones civico-religiosas en la Barcelona Constitucional(1820-1823)”『静岡大学情報学研究』第6巻(2001年) “La cultura politica del primer liberalismo espanol: Un acercamiento desde la prensa y otros medios de comunicacion tipograficos en la Barcelona Constitucional(1820-1823)”, Congreso Internacional “Origenes del Liberalismo”,Universidad de Salamanca,2002.〔「近代スペインの形成と祭りー祭りの比較研究からー」『浜松まつり—学際的分析と比較の視点から』荒川 章二・笹原 恵・山道 太郎・山道 佳子、岩田書院、2006)などがある。

「2007年 『バルサ、バルサ、バルサ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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