スヌーピーがいたアメリカ: 『ピーナッツ』で読みとく現代史
- 慶應義塾大学出版会 (2023年7月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766428995
作品紹介・あらすじ
『ピーナッツ』に込められた政治的メッセージとは!?
「スヌーピー」で知られる漫画『ピーナッツ』は、冷戦期のアメリカ社会とどう向き合ったのか。そこに作者チャールズ・M・シュルツが込めたメッセージとは。コミック、ファンレター、未公開資料などから探る、戦後アメリカのすがた。
20世紀を代表するキャラクターの一つ、「スヌーピー」を生み出した漫画『ピーナッツ』。無邪気でかわいらしい登場人物たちとは対照的に、そこに込められていたのは冷戦期のアメリカ社会が直面する現実に対するきわめて政治的なメッセージだった──。
半世紀にわたって連載されたコミックはもちろん、各種世論調査や新聞・雑誌記事、キャラクターが利用された広告・パンフレット、さらには作者チャールズ・M・シュルツに寄せられたファンレターに至るまで精緻に分析。ピーナッツ・ギャングの目を通して見るもう一つの戦後アメリカ史。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
第一感。
アメリカ、面倒臭ええ。
みんなが主義を持っててそれを正しいと思ってる、差別大国。
多様性が理解できないだけだから、何かと反省して真面目に改善しようとしながら、どっか変な方向に行ってしまう国。
そんな方々が、「たかが」漫画を本気でアイコンにしてしまう。
宗教家からカリフォルニア州知事まで。
すごいのが、このピーナッツ、作者がそれにきっちり応えていたということ。優柔不断とは、世の中を切り分けようとするあらゆるサイドを映し出す鏡になっていたというとか。
世の中が鏡ではなく、主張する主体と求めだすと、その輝きを失った。
うーむ。すごい漫画やったんや。
改めて子供の頃にちょっとアニメを見ただけで、漫画もちゃんと読んだことがないことに気がついた。
すごいんやねんなあ。
ただ、この漫画を読んでる大人たちを描き出しているが、漫画って子供のもんじゃなかったのかな。そこがよくわからない。
漫画というものへのアプローチが、日本とはまるで違うのか?
その辺が良く理解できないところ。 -
【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/570975 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/791204