愛の労働あるいは依存とケアの正義論

  • 白澤社
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  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768479353

作品紹介・あらすじ

子育て、障碍者介助、病人や高齢者介護など、主に女性たちが担ってきた依存者へのケア労働は、これまで平等や自由の構想から排除されてきた。ロールズに代表される現代の正義論を根底から読みなおし、ケアを受けること/与えることを社会の核としてとらえる、新たな平等の地平を切り拓く。政治思想、法哲学、フェミニズム理論をつなぐ哲学者エヴァ・キテイ著"LOVE'S LABOR"待望の邦訳。

感想・レビュー・書評

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  • ケアを担う女性たちが社会的に周辺化されるのは正義に適う社会といえるのか。著者は「依存」に着目することで、人間を最初から自由で自立した存在とみるのではなく、ケアに基づく関係性のなかで捉え返す。ロールズの正義論を批判し「平等」を再考した書。

  • 著者来日予定。2010年11月10日同志社大での講演に向けて予習。

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