- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769609865
感想・レビュー・書評
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ホスピタルクラウンの活動でも知られる著者の、おそらくは数多くやっておられる講演の内容のようだ。
実践経験の中から出てきたコミュニケーションとサービスの「技術」が説明されている。他の著作と重なる内容も多いが、一気に読ませる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
19.30.12.23.会社の講演会に来られてたのがキッカケで。講演会の内容そのままが本になっていまひた。復習という意味でとても入ってきました。笑顔は伝播。技術を磨き、時間を作り、気遣う。
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自分が本を読んできて、自信をもってすすめられるものはもしかしたらこの本ぐらいかもしれない。
まず大棟耕介という人物の講演を聴きに行って欲しい。
僕はその時、講演の受付をしていたが、仕事をほっぽり出して2時間、聞き入ってしまった。そして躊躇なく著書を購入。内容もまた、素晴らしかった。
この本は、その人物を知ってのセットだ。
そんなのどれでもそうだろうというが、いや、まず大きさが違う。なんというか……読書している暇があるならば、近くにいる人に本当に親切にできているか、その人を愛しているか、自分に問い直した方がいいとか、そんなことを思ってしまうような、巨大なもの、だ。
とにかくクールなのだ。非常に経験を積んでいる。うわー、追いつけねー。である。知識人に対する追いつけねーではない。人間として、だ。その巧さ。正直、惚れてしまってます。
彼が、椅子を三つぐらい額の上に乗せながら、キリンやら犬やら後ろ手で作りながら、普通におしゃべりをしたり、講演を行う。その光景は、もうアニメの中でも、「こんなのありえない」と興ざめしてしまうような次元。これほど、自信を持って、世界で一番練習しましたと言える人はいないし、みんな納得した。
看護婦の話もそうだ。看護婦としての心の講演をする予定が、彼は看護婦に「心なんていりません。そんなことよりも、あなたたちは、3分かかる注射を2分にして、残り1分を冷静に考えられる時間にできるようにしてください。次に更に基礎を磨いて、1分で注射をして、2分、全体を見渡せる力を持ってください」。なぜそういうことを言ったのか、真相は74ページに書いてあるので、実際に本を手にとって読んで欲しい。
サービスに対する素晴らしい考え方が得られるのは間違いないが、それよりもまず、彼の講演を聴いて、彼が向かっていく病院……その凄まじい空気の現場、彼がおそるべきアウェーのなかでそこを見事にホームにするその智恵の深さとプロフェッショナリズム、いったいどこから笑わせていけばいいか、何が大事なのか。幾度も噛みしめたい。プロならば、「サービスは、病院に到着するまえから始まっている」のである。
心を口にするのは十年早い。
ありきたりな自己啓発な本ではない。とにかく彼の仕事を知り、講演をよく見ること、聞くこと、彼が作ろうとした空気の流れにのって、のりきってしまうこと。それからこれを読むと、とても味わい深い。お見事です。握手してもらったが、「でかい……」と溜め息してしまった。 -
空気を読み、笑顔をつくる おもてなしテクニックが記載されています。
クラウンという職業に限らず、サービス業全般において、
参考になると思います。
この本を読んで、自分の中でこなせるサービスについて考えようと
思いました。 -
ホスピタルクラウンで有名な大棟 耕介さん
自らB級サービスと称しているがこれまたすごく参考になります♪
本当におもしろい本でB級グルメににた雰囲気を持っています♪
時間差サービスというのはすごく参考になる項目だと思いました(^^) -
著者の講演を聞いて感銘を受け、本書をよみました。面白かったです。ひっちゃかめっちゃかやって、わらわかしているようでいて、実に計算深く客を喜ばすことを考えているのがよくわかりました。まさに一流のクラウン。私たちの実生活に活かせることがたくさんあります。
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経験に基づいた「深いい話」がたくさんです。
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クラウンのサービス力を日常に使えば、すぐに周りに笑顔があふれだす!
一番大切なことは、相手の気持ちを考えること。でも、ほんとに相手の気持ちを考えるのってどうすること?何が、相手を喜ばせるの?
分かっているようで全然分かっていなかった!この本からは学ぶことがたくさんあります。
世界中のだれもが、人を喜ばせること、みんなと笑顔になることを望んだら、もっと世界はいい方に動くのになぁっと思わされます。