戦闘機「飛燕」技術開発の戦い 新装版: 日本唯一の液冷傑作機 (光人社ノンフィクション文庫 137)
- 潮書房光人新社 (2006年3月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769821373
感想・レビュー・書評
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デザインは個人の才能の発露でなんとかなるけれど、エンジンはピラミッド状に築かれた国の工業力という屋台骨がないとなんともならないのです。
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制式液冷戦闘機飛燕の開発だけで無く、搭乗者やその戦いぶりにも頁が多く割かれており物語として読みやすい本でした。
機械類は苦手ですが図や写真も掲載されていたので読む助けになりました。
軍の見通しの甘さ、人員の使い方の下手さを読んでいて強く感じました。熟練の技術保持者を能力を生かさない輸送に当てたり、物流に力を入れれなかった兵站の脆弱さは『それでは負けてしまうだろうに…』と何度思ったことか。
身内が各務原の川崎岐阜工場で戦闘機を作っていたので当時を想像すると感慨深いものがありました。鬼籍に入ってしまった人なのでもっと当時を詳しく聞いてみたかった、と今更ながら思います。
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