これが潜水艦だ: 海上自衛隊の最強兵器の本質と現実 (光人社ノンフィクション文庫 571)
- 潮書房光人新社 (2008年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769825715
感想・レビュー・書評
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潜水艦の戦い方から艦内生活や仕組みやら、実際に艦長等の経験を元に書かれていて勉強になるのだが、著者の潜水艦好きや水上艦艇や航空機へのコンプレックスなのかわからないが、潜水艦以外を言葉悪く罵るのが残念な本。
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中々現代自衛隊潜水艦の、読める本でなくって。
元潜水艦長の本。
航法から隊員の生活やら、一通り触れていて、もちこの方の体験に基づくところも多いわけだけど、地味ながら、面白い。
若干マニアックではあるが、好きだな。 -
目標運動解析や艦内生活における各役職の役割など、参考になるところが多かったが、潜水艦乗り組みの人以外を見下した表現が非常に多くて閉口した。
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実際に潜水艦に乗船している艦長の話しなので、色々と説得力がある。
また、新たな発見(というか事実)がわかり面白い。 -
9784769825715 267p 2008・6・16
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タイトルどおり潜水艦について(機密に触れないよう)書かれているが、潜水艦による作戦・戦術という部分は随分あっさりしていた。むしろ潜水艦での生活や海上自衛隊について語る部分が多いかも。
それでも船舶・潜水艦の技術的・専門的解説はまずまず楽しめた。
船の大きさの基準に使う排水量。いくつか種類があるのは知っていたけど量り方と意味が全く違うとは知らなかった。
国際法上の船の分類というのも興味深かった。この分類を当てはめるとホワイトベースやネェル・アーガマは軍艦には該当しないかも…。 -
現代の潜水艦の教科書ですはい。
海軍って何のためにあるの、じゃあその中で潜水艦には何ができるのってとこから始まって、戦術やMAGなんて概念の紹介、海自の問題点やら潜水艦の運用やら補職やら知られていない潜水艦の日常まで、いろいろ語ってもらってます。とても勉強になりました。
個人的には中村さんの経歴が参考になりました。結局潜水艦に乗ってたのは九年、艦長は一年しかやってねんだね。 -
すでに退官された元艦長による海上自衛隊潜水艦についての紹介本。
潜水艦そのものについてよりも、海上自衛官の生活的な内容が印象に残りました。食事がうまいのは潜水艦とか、引っ越しを伴う異動が多いとか、着替えをしないとか、トイレの臭いとか。 -
自衛隊関連の本を読み始めた理由は主に2点。
1点目→有川浩の「自衛隊3部作」を読んでから、自分が直接的な政治活動に関わることがなくても、この分野の知識が欠けてるのはちとまずいなと思い始めたこと。
2点目→職場の立ち居地が自衛隊同様のポジション(どんなポジションかは「兵士に聞け」という本を読んでいただけるとわかります)なんじゃないか?→ということは、知ることで自分の今後の仕事の動き方にヒントがあるのではないか?ということでヒントにしたかったということ。
とまじめに書いてみたけれど、
「海の底」の舞台は潜水艦→実際の潜水艦のことをもうちょっと知ろう!というのが上記2点の背景にあることは否めず。
軍備・装備とかよりも、生活の実態を知れたのが自分が関心を持った点。「艦内が男臭い→鼻が慣れる→体を洗う→石鹸の匂いになれると、艦内の匂いが一気に鼻につく→また鼻が慣れる」っていう延々と続くループに日々がんばってるわけですね。