空母対空母 空母瑞鶴戦史[南太平洋海戦篇] (光人社NF文庫)

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  • 潮書房光人新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769831198

感想・レビュー・書評

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  • 『空母瑞鶴の南太平洋海戦―軍艦瑞鶴の生涯 戦雲篇』を改題した文庫版の続編(2019/05/24発行、1166E)。

    本書、戦死しているため知りえない筈のことを如何にも実際にあったことのように書かれているところがあります。 例えば、p.220の「水木兵曹、攻撃隊全機に発信せよ。突撃準備だ!」と云う村田重治 少佐の機内伝達は、どうやって確認されたのでしょうか? 村田少佐は南太平洋海戦で搭乗機を撃墜され戦死されているのですから、イタコに口寄せして貰いインタビューでもしたのでしょうか...
    他にも気になるところ(フィクション?)が見られ、ノンフィクションではないように感じます。

    あと前巻でもそうでしたが第3艦隊司令部幕僚に情報参謀と云うのが出てきますが、そのような参謀職、初めて知りました。海軍の参謀と云えば、先任参謀. 砲術参謀. 水雷参謀. 航空参謀. 通信参謀. 航海参謀. 戦務参謀. 機関参謀などが知られています。何か他の参謀職と取り違えしていはいないでしょうか?

    前巻「ソロモン海の戦闘旗」を含め、色々と問題がある本だと思いました。

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著者プロフィール

1941年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。専攻・国際関係論。日本文藝家協会会員。
主な著書として、『敷島隊の五人(上下)』『零戦の誕生』『暁の珊瑚海』(以上、文春文庫)、『ミッドウェー海戦(第一部・第二部)』(新潮選書)、『勇者の海』『空母瑞鶴の南太平洋海戦』(以上、潮書房光人社)、評論として『特攻とは何か』『松本清張への召集令状』(以上、文春新書)、『作家と戦争――城山三郎と吉村昭』(新潮選書)がある。

「2020年 『ラバウル航空撃滅戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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