18歳の読書論: 図書館長からのメッセージ

著者 :
  • 晃洋書房
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本棚登録 : 48
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784771024076

作品紹介・あらすじ

携帯電話もいいけれど…読書は人を内面から美しく、魅力的にする。読書は、おそらく心をやわらかく、しなやかにするトレーニングなのだ。本は異世界への扉。柔軟な思考が刻む文体のリズムに酔う。

感想・レビュー・書評

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  • 三冊セットで古本屋に置かれていたのを購入。

    日頃、本を読まない18歳には、ややハードルの高い部分があるかもしれないが、高校生から大学生へ渡ってゆく時期に、質の高い本に触れることは、とても意味のあることだと思う。

    死者と対し、言葉を交わすこと。
    いつも、最新とか、最先端に心を動かされてしまうけれど、振り返ること、立ち止まることは、必要な動作だと思う。
    そして、振り返った先には決して「過去」があるのではない。
    そこに、生きた人がいて、生きた言葉がある。
    そう感じるかどうかは、読み手次第だろうけど。

    孫引きになるが、永瀬清子という詩人を初めて知った。

    「挫折することのない人は信用できない。
    人は宿命として挫折によって『人間』を獲得する。
    心をこめた仕事であれば苦しみがなくて完成しようか。愛することを知るものが悩みなくてありえようか」

    挫折によって「人間」を獲得する、その意味が、少し分かる気がする。

  • ふむ

  • 読書のモチベーション向上のために読んだ。
    少し向上。

  • 目次を見ると、なかなか良い感じです。
    Amazon↓
    http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4771024073/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392

    晃洋書房のPR
    http://www.koyoshobo.co.jp/booklist/1776/

  • 読書論ではなく読書案内
    おもしろかったのでいくつか読んでみたい

  • 資料ID: W0171562
    分類記号: 019||W 12
    配架場所: 本館1F電動書架A

  • 他人の思考に触れて、自分の思考の浅さ、未熟さを知る。柔軟な思考が刻む文体のリズムに酔う。こうした体験を通して自分に反省のまなざしをそそぎ、他者への想像力をはぐくむ。
    読む、考える、書くは常に三位一体である。考えたことを書かないと意味がない。

  • 閲覧室  019||ワダ

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著者プロフィール

阪南大学名誉教授

「2020年 『20歳の読書論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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