日常的実践のポイエティ-ク (ポリロゴス叢書)

  • 国文社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772000994

感想・レビュー・書評

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  • 「アイデア」という雑誌の350号に“日常に世界を観る”という特集の記事があって、そのなかでジョルジュ・ペレックの『さまざまな空間』とこの本がとりあげられていた。それが読むきっかけ。

    ひとびとがひびをなんとかやりすごしていることについて考える。

    世の中っていうのはこういうものだ、とか、こうあるべきだ、とか、しょせんこんなもんなんだ、とか言うひとや書くひとや、は世の中にたくさんいる(ように思える)けれど、(今のところ、そしておそらくこれからさきもずっと)なにも声高に叫ばずに、もしくは叫んだところでそんなに多くのひとに耳をかたむけてもらうことぐらいしかできずにいるひとはもっとたくさんいるのかもしれない。いや、そうなのだろう。

    だとすると、考えるべきは、そこなのではないのか、という本。

    それはもうほんとうにひとそれぞれのことなのだから、それを本にすることなどどだい無理なのだろうけれども、それでも、そういうことだってあるじゃない、と書くことはできるはず、というスタンスを感じた。

    図書館で借りてきた本だけど、思っている以上にブックマーカーを挟む箇所があって、そのうち買うのだろうな、と思えた本。そういってるとすぐに版元品切れになったりするので、悠長なことは言っていられない。買おう。

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    [ 参考となる書評 ]

  • 分厚い本だけど、購入して読む価値ありました。なぜなら、思い返して再読したり、ぱらぱら読み返すのにふさわしいから。知的偉人の思想は、時代を超えて、読む瞬間読む瞬間の”私”に響きます。【購入】

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