子どもに語る日本の昔話 (1)

  • こぐま社
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本棚登録 : 152
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772190190

作品紹介・あらすじ

語りやすく聞いて面白い、子どものための昔話集。自分で読むなら小学2.3年から。

感想・レビュー・書評

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  • 児童青少年の読書資料 97

  • 日本の昔話集。「歌い骸骨」目当てで読んだ。
    民話は語るものである、という考えのもと、各地で集められたお話を語り口をなるべく残して収録したという。
    だからきっと、語り手によってうまい下手があるんだろうと思う。
    擬音や表現の面白いものもあれば、え、そこで終わっちゃうの!?というものもある。
    平和的な決着が多いのは、そういうものを選んでいるのだろうな。
    (たとえば瓜姫が皮をはがれたりはしない)
    昔話タイプのものだけじゃなくて、落語のものも入っている。

    ほとんどの話を知っていたのは、私がアニメ日本昔話で育ったからだ。
    類話が採集されていないらしい「風の神とこども」もアニメ絵本で持ってた。
    私はアニメ日本昔話の恩恵をものすごく受けている。


    最後の、「果てなし話」が面白かった。
    棚田のかえるが延々と下の田に飛び降りるだけの話。
    お話し会の気分をかえるときに使うと解説があったけれど、これは「羊がいっぴき」的なものなんじゃないかな?

    章題の下に入る小さな版画のカットがかわいい。

  • ■伊藤忠079
    #子どもに語る 日本の昔話〈1〉
    #1階本棚
    #読んであげるなら4才から
    #小学中学年から

    ■出版社からの内容紹介
    数ある日本の昔話の中から、子どもが喜ぶお話を厳選し3巻に収録しました。方言の味わいを適度に残しながら、聞いてわかりやすい言葉で、日本人の心の奥の豊かな世界を紡ぎだします。

    #192ページ
    #18×14cm
    #伊藤忠寄贈図書

  • 『舌切りすずめ』 小3読み聞かせに◎

    『犬とねことうろこ玉』小4◎

  • 古屋のもる/さるの生き肝/うぐいすの里/犬とねことうろこ玉/みそ買い橋/うりひめ/こんな顔/さる地蔵/夢見小僧/舌切りすずめ/たかに さらわれた子/三人兄弟/田の久/地獄からもどった男/じいさとかに/おおかみの眉毛/こぶとりじい/風の神と子ども/歌い骸骨/大工と鬼六/馬子と山んばばあ/つる女房/朝日長者と夕日長者/笠地蔵/果てなし話 全25話収録

  • 多摩図書館が編集した、子どもへの読み聞かせに適した推奨本の一冊。

    「昔話は、タカラの山です」として紹介。

  • 言葉遣いが古かったり、方言が多かったり、
    自分が娘に読むにはどうかと思うお話が多かったです。

    やまんばとか怖いのも多いし、
    小学生になって、「地元の民話を調べてみよう!」
    みたいな教材としてはすばらしいと思います。

    寝る前の読み聞かせに使おうとして、挫折、です。

  • 25年度 (6-1) 「みそ買い橋」「うりひめ」

  • 「児童青少年の読書資料一覧」(『改訂 児童 サービス論』樹村房)の「幼児から小学校初級 むき」で紹介されていたので、図書館で借りた

    タイトル通りの昔話集
    古屋のもる・さるの生き肝(①)・うぐいすの里・犬とねこと うろこ玉・みそ買い橋・うりひめ・こんな顔・さる地蔵(②)・夢見小僧(③)・舌切りすずめ・たかに さらわれた子・三人兄弟・田の久・地獄からもどった男・じいさとかに・おおかみの眉毛・こぶとりじい・風の神と子ども・歌い骸骨・大工と鬼六・馬子と山んばばあ・つる女房・朝日長者と夕日長者・笠地蔵・果てなし話(④)

    ①「浦島太郎」も実はこのためだったら…と裏設定を勝手に想像してどきどきしてしまった
    ②なんだかかわいいおはなしで、気に入った
    ③群馬のおはなしで、擬態語「ツーイツーイ」や「ムユーン」がおもしろくて、笑ってしまった
    ④さっぱり意味が分からなかったけれど、どうやらそれがミソのようで意外で、このような型があることを初めて知った
    「あとがき」が親切で、昔話を語った際の子どもの反応が記されてあり、参考になった
    これほどの方言まじりのお話を覚えて語るなんてとても難しそう

  • 「古屋のもる」「さるの生き肝」「うぐいすの里」「犬とねことうろこ玉」「みそ買い橋」「うりひめ」「こんな顔」「さる地蔵」「夢見小僧」「舌切りすずめ」「たかに さらわれた子」「三人兄弟」「田の九」「地獄からもどった男」「じいさとかに」「おおかみの眉毛」「こぶとりじい」「風の神と子ども」
    日本の話は「正直者には良いことがある」「欲深い者には悪いことが起きる」という話が多いと思う。
    2013/3/12

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著者プロフィール

稲田和子(いなだ かずこ) 1932年、岡山県生まれ。1955年ごろから昔話の採集、研究に着手。山陽学園短期大学名誉教授。再話に『くわずにょうぼう』『しょうとのおにたいじ』(以上、福音館書店)『天人女房』(童話館出版)、編著書に『日本昔話百選』(共著、三省堂)『かもとりごんべえ』(岩波書店)『子どもに語る日本の昔話 全3巻』(共著、こぐま社)などがある。

「2016年 『うりひめ と あまんじゃく 日本の昔話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

稲田和子の作品

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