子どもからの贈り物: お母さんであることを楽しむために

  • こぐま社
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本棚登録 : 51
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772190305

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めたときは、悪くないけど☆5つはないかなと思いながら読んでいたのに、いつの間にかすごく心に響く言葉がどんどん出てきて、いつの間にか涙が出ていた。私にとって、この本は☆5つです。
    教育的な育児書も多いんだろうと思うが、なるべく肩の力を抜いて育児できるような、子供との時間を楽しめるような本との出会いを求めて、読む本を探すように心がけているつもりだが、短い文章の中に大事な言葉だけが散りばめられていて、この本は私にとってすごくいい出会いだった。書いてある内容も今の自分にも重なるところも大きく、子供がいてくれるからこそこれまでの自分の人生でやり残してきたことにも気づいてやり直せるというような見方は、本当に目からうろこだった。
    何でこんなにイライラするんだろうと、自分でも自分の感情のコントロールができないときもある。子供のことでそういう感情になっているのか、それとも自分自身に問題があるのか、そのつど見つめなおす必要があるんだと深く思った。追われた生活をしていると、著者が言うようについついその子供のペースを無視してしまいがち、他の子と比べてしまいがち、そうではなくて今、目の前にしかいないたった一人の子をありのままに受け止めてあげたいと思った。

著者プロフィール

1947年、大阪に生まれる。大阪教育大学美術科卒業。中学校の美術科教師を経て、現在は岐阜県在住。長女の誕生をきっかけに手作り絵本を作りはじめ、『かみさまからのおくりもの』はお母さんたちから根強い支持を得ている。ほかの絵本に、『おりがみ いちまい』『ねんねこ さっしゃれ』『クリスマスおめでとう』『いいきもち』(以上すべて、こぐま社)など。また、『子どもからの贈り物』『子どもの翼を信じて』(ともに、こぐま社)、『お母さんが笑った』(女子パウロ会)など、子育てをめぐるエッセイ集も人気。日本児童出版美術家連盟所属。

「2020年 『あのほん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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