クライエントと臨床心理士―こころの「病」と心理療法

  • 金剛出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772415101

作品紹介・あらすじ

重篤なこころの「病」を抱えたクライエントと向き合う精神科臨床現場において、臨床心理士はどのようにかかわることができるのか。
本書では、編者らが主宰する研究会での「事例報告・事例検討・事例研究」を通してお互いに研鑽を積んだ執筆者らによって、クライエントとの心理療法過程が描き出される。
第Ⅰ部では、臨床心理士の職業的専門性や多職種との協働、また心理療法を行なう際の態度や姿勢についてなど、その基本的な方法を述べ、さらにクライエントと臨床心理士による心理療法という関係性のより中核的、本質的な問題を探っていく。第Ⅱ部は、第Ⅰ部での理論や方法を背景とした「こころの「病」に対する心理療法」の臨床実践の報告となっている。そこでは、統合失調症をはじめとする精神病圏や発達障害圏、その他さまざまなこころの「病」に苦しむクライエントの事例が克明に報告され、臨床心理士の仕事とそれを支える理論的背景について考察される。
エビデンスや表面的な治療効果の追求の陰で、臨床心理士の仕事の本質的な意味が、ともすれば忘れられがちであろう。しかし、その意味を問い続け、クライエントと向き合い続けている執筆者らが本書で示す日常臨床の経験と思索の記録からは、多くの気づきと学びが得られるに違いない。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

ジャーナリスト。
1931年、東京に生まれる。
1956年、 東京都立大学卒業。
1959〜64年、北海道釧路市で太平洋炭鉱労組専従。
1965〜68年、大阪で国際新報社に在職。
1968年以後、現在にいたるまで人民新聞社に在職、編集長。(人民新聞社は68〜74年、新左翼社と名のっていた)

「1987年 『ブラックホール社会へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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