日本会議とは何か: 「憲法改正」に突き進むカルト集団 (合同ブックレット)

著者 :
  • 合同出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772612708

作品紹介・あらすじ

本書は、安倍政権が頼りにする日本会議との関係を実態に即して紹介する。「憲法改正」を切り口に、彼らがめざす社会とはいったいどんな社会なのか、その論理、手法、政権との関係はいったいどうなっているのか、彼らの計画を可視化する。

感想・レビュー・書評

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  • 流れがわかった。

  • 日本会議の研究とともに読むと理解が進む。

  • 「日本会議」を構成する宗教団体は、神社本庁、霊友会、念法真教、崇教真光、解脱会、黒住教、佛所護念会、新生仏教教団、オイスカ・インターナショナル、大和教団、倫理研究所、モラロジー研究所、日本青年協議会なと。三島由紀夫、小田村寅次郎、葦津珍彦、谷口雅春の遺志を受け継ぎ、天皇国日本の再建を目指す。谷口雅春の「生命の實相」を愛読する。戦前の体制への懐古。日本版ネオコン。今後、改憲の鍵は創価学会・公明党との確執である。

  • 読めず

  • 神社本庁と神道政治連盟から出発し、新しい右派組織へと急成長させた「日本青年協議会」が日本会議の芽生となり、宗教右派の総結集に向けて結成された「日本を守る会」が現在の『日本会議』へ直結する組織的な母体となることが分かりました。それにしても『日本会議』の教科書運動のなんともせこいやり方にはあきれ返ってしまった。

  • 16/06/08。
    6/12読了。

  • 日本会議の活動や主張を検証している。「日本会議の研究」とは毛色が違う。

  • ココ最近、やたらと日本会議についての新書が出ている.
    この本はよくわからない出版社だし、ほとんどムック本だし、上杉聰って経歴からひしひしと左翼であることが分かるし、どこまでが独自研究かわかったものじゃない.
    でも面白かったし、これが本当なら納得というのもあった.
    内容としては端的に言えば、安倍総裁は何に動かされていて今の現状があるかといえば日本会議である. 日本会議はカルトである. 改憲を目指しており、そのために、今の憲法はアメリカからの押し付けであるというイメージ操作をしている. そのための育鵬社採択である. 明治憲法への回帰を目指している.
    みたいな感じ.

  • 日本会議とは何か、というよりは、彼ら彼女らが影響力を持つに至った事例を詳しく紹介している。日本会議とは、という観点で入ろうとすると肩透かしを食った感じになるかもしれない。

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著者プロフィール

1947年生れ。大阪市立大学人権問題研究センター特任教授をへて、じんけんSCHOLA共同代表。主な著書に『これでわかった! 部落の歴史』『これでなっとく! 部落の歴史』『明治維新と賤民廃止令』『部落を襲った一揆』(いずれも解放出版社)など。

「2024年 『豊かな部落史の学びのために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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