コアラのなみだ: だれもいなくなったユーカリの森のこえ

著者 :
  • 合同出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772615174

作品紹介・あらすじ

南十字星がきらきら輝く大きな島。この島のユーカリの森で生まれたコアラのパマはお母さんコアラと仲よく暮らしていました。ある日、パマの住むユーカリの森に大火災が発生。パマを守ろうとしたお母さんは大やけどを負い死んでしまいました。残された、パマは……。自然と動物との共生を問いかける実話を元にしたおはなし。小学生がひとりで読めるSDGsがぐっと近づく本。

感想・レビュー・書評

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  • #コアラのなみだ
    #今西乃子
    #合同出版
    #児童書
    #読了
    ノンフィクションのような科学読みもののような物語のような素敵な本。本質を理解できるのは高学年以上かもしれない。環境を大切にする心を育むため、いろいろな人に読んでほしい一冊。今こそ生き方が問われているのだなあ。

  • コアラの生態をよく知れる本。
    子供が夢中になって読みました。


  • お話の内容はご記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんが2019年から半年に渡り起きたオーストリアでの大きな山火事を題材にし作られたお話です。
    ユーカリの木がコアラの親子を大きな愛で見守る姿が描かれています。
    おとなは、5分もあれば読めてしまうボリュームですが、長編の本を読み終えたような充実感がありました。人としてのあり方を考えさせられました。

    小学校低学年の読みきかせにふさわしい児童書だと思いました。
    絵本だと簡単すぎてしまうし、児童書ですとちょっと長いな、難しいな、という本がほとんどの中、この本は貴重な位置付けになると思います。
    押し付けがましくなく、自然と子供たちの心に優しくストレートに届く文章。言葉一つ一つ簡単でありながらも胸に迫る文章に感動しました。

    地球の生きとし生けるものへの愛情が感じられ、今西乃子さんの願いが込められている、その気持ちがヒシヒシと伝わってくるとても心あらわれる内容でした!
    いろんな方に薦めたいです!

  • オーストラリアのコアラが直面している危機について子どもに分かりやすく説明している。

  • ちょっと悲しくなりました。

  • オーストラリアの山火事でコアラたちが受けた被害が、ユーカリの木の視点から描かれている。
    小学生1年生から読める、環境問題についてわかりやすく書かれた本。

  • 2年。物語より最後のオーストラリアの火事とコアラについての解説の方が分かりやすくてよかった。

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著者プロフィール

児童文学作家。(公財)日本動物愛護協会常任理事。著書『ドッグ・シェルター』(金の星社)で、第36回日本児童文学者協会新人賞を受賞。執筆の傍ら、動物愛護センターから引き取った愛犬・未来をテーマに、全国の小中学校を中心に「命の授業」(講演会)を展開。主な著書に、『犬たちをおくる日』(金の星社)をはじめ、累計45万部突破のロングセラー「捨て犬・未来」シリーズ『捨て犬・未来 命のメッセージ』『捨て犬・未来、しあわせの足あと』ほか(岩崎書店)、『捨て犬未来に教わった27の大切なこと』『いつかきっと笑顔になれる 捨て犬・未来15歳』(小社刊)など多数。

「2023年 『うちの犬(コ)が認知症になりまして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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