無限の始まり : ひとはなぜ限りない可能性をもつのか

  • インターシフト
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (616ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772695374

感想・レビュー・書評

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  • 1月に購入し、5月中旬から読み始め、今やっと読了。示唆に富む「良い説明」が盛りだくさん。人間と他の動物や人工知能との違いは、アイディアを生み出し続けそれを伝える続ける、永遠の建造者であること。進化論と利己的遺伝子の関係。自然数の総量=偶数または奇数の総量。もし牛馬が手をつかい描くことができたら彼らの神を牛馬の姿に描くだろう。選択と意思決定の罠。知恵と遺伝子。知恵はどうやって取得され、理解されるのか。オウムはなぜ犬の真似をして尻尾を振らないのか。世界のミニチュアであるところのイースター島。ジャレド・ダイアモンドの説に全面反論、現在の地位を築く元となったのはアイディアである。

    ほぼ文字だけの610ページ。こんな分厚い本でも良き切れるようになったことは良し。

著者プロフィール

オックスフォード大学の物理学教授、同校の量子計算研究センターに所属。英国王立協会の特別会員。量子計算・量子コンピュータのパイオニアにして、並行宇宙論の権威、多世界解釈の主唱者として知られる。かつてホーキングやペンローズも受賞したディラック賞を受賞。既刊書は、『世界の究極理論は存在するか』(朝日新聞社)。

「2013年 『無限の始まり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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