- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774132952
作品紹介・あらすじ
「デジタル」ってかっこよく聞こえるけど、いったい何?デジタルのしくみを理解し、考え方が身に付く。
感想・レビュー・書評
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デジタル回路に使われている理論を、徹底的に説明した本
目次
<blockquote>「デジタル」ってかっこよく聞こえるけど、いったい何?
“1”と“0”の世界を探検してみよう
2進数を加算してみよう
デジタルはAND、OR、NOTがあれば何でもできてしまう
真理値表を書いて論理式を求めてみよう
求めた論理式を簡単にしてみよう
カルノー図を書いてみよう
カルノー図から論理式を求めてみよう
真理値表からカルノー図へ間違いなく転記するために
ブールとド・モルガンの二人の巨匠
組み合わせ回路を考えてみよう
さらに実用的な組み合わせ回路を考えてみよう
エラー検出とエラー訂正
デジタル情報を記憶するために
デジタル回路で実際つ使われているのはD型フリップフロップ
仁所回路を考えてみよう
10進数、2進数、16進数
デジタル情報の加算と減算</blockquote>
論理回路の勉強になると思って借りてみたが、思っている以上の良本であった。
おそらくこの手の本には、似たような事が書いてあると思うのだが、これは文章が平易でわかりやすい。
論理演算のAND・OR・NOT、そしてXOR、NAND、NOR。
それらを扱いやすくする為の真理値表、カルノー図。
カルノー図を書いたり、そこから論理式を求めたりという部分はかなり有用だった。
それだけでも、読んでて感激する部分なのに、
ド・モルガンの法則、ブール代数、組み合わせ回路、パリティ検出・エラー訂正、
ここまでがっつりやられると、本当に身になる。
しかもそれだけでなく、フリップフロップ回路……と、どちらかというと、ハードに近すぎる部分の勉強。
ソフト部分にとっては、あまり有用ではないのだけど、原理・理論を本気で勉強するには、これ以上にいい本は無い。具体例がそのまま出てくるから、イメージがわきやすい。
しかしながら、回路計算の流れを、本の構造上、文章で説明してしまっているから、すこし追うのに手間取った。頭が冴えている時に読めば楽しい本だが、疲れているときには、読みづらい。
個人的には、こういう世界(コンピュータ・デジタル業界)に憧れてる人に薦めたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
半分までは良い。カルノー図がわかりにくい。