- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774134949
感想・レビュー・書評
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めっちゃわかりやすい。具体的な画像処理結果の図を使って、説明してある。平成20年の本だが、内容も多岐にわたり、自動車で使われている画像処理技術など興味深かった。
最初の色の説明と、濃度ヒストグラム変換、CCDの画像化の仕組みの章が特に役に立った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Thu, 03 Dec 2009
最近,画像処理的な事に手を出したので,
基本の知識は手に入れなければなるまいと,何冊か画像処理系の本を購入したのだが,そのうちの二冊目.
「はじめての」というだけあって,細かい式の展開などはパスしつつ
絵やイラスト,例をふんだんに 使って解説してある.
内容的にも新しいので,ハイビジョンとこれまでのテレビの画質の違いや
JPEGとJPEG2000の違い,mpeg2とmpeg4の違いなどにも踏み込んでいて面白い.
色彩系やフーリエ変換,エッジ抽出手法など,基本的なところは網羅しているので
これ一冊でも概観は出来るだろう.
個人的にはいい本だと思う.
2種類の読み手が考えられて
・ 理系大卒程度の数理的な素養の既にあるひと
・ 一般人
後者はイラスト満載なので楽しんでもらえたらそれでいいが,
前者にとっていい本だと思った.
つまり,フーリエ変換や線形代数,積分作用素的なものは既に習得済みなので
本書程度の事が述べてもらえたら
「ああ,なるほどね.そうするのね」
と,細かい数理を言ってもらわなくても分かったりする.
そういう意味で 僕のように2009年現在,画像処理は比較的素人な人間にとっては
いい本であった. -
画像処理の考え方、手法が簡単な数式を交えて記載されている。
業務で使用している一般的なパッケージソフトの理解に役立った。