作品紹介・あらすじ
アリの祖先はどこから来たの?アリにはいったいどのくらい種類がいるの?働きものの代名詞のようなアリだけど、必要なとき以外は働かないって本当?アリの魅力にとりつかれ、日本はもちろん海外へも調査の足をのばしてきた筆者がざっくばらんに語った、ありとあらゆるアリの話。
感想・レビュー・書評
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978-4-7741-3639-4
C3045\1580E.
平成20年10月25日(2008年)初版第1刷発行
著者:久保田政雄(くぼた まさお)
発行所:株式会社技術評論社.
アリの生態不思議の見聞録
60年の研究が解き明かすアリの素顔
アリの先祖はどこからきたの?
アリにはいったいどのくらいの種類がいるの?
働き者の代名詞の様なアリだけど必要な時議が居は働かないって本当?
アリの魅力に取りつかれ、日本はもちろん海外へも調査の足を伸ばしてきた筆者がざっくばらんに語った、ありとあらゆるアリの話
目次より (抜粋)
1)アリの観察とルーツを探して60年
イソップ童話のありが集めていたもの
考古学者がアリに騙された
2)アリも人間の働き者にはかなわない
アリの引っ越しは、実は奴隷狩り
他のアリの巣を堂々と乗っ取る女王有り
3)ジャングルの常識は通用しない
日本のアリは北と南の場末の重なり
インドネシアにウォーレスの後を訪ねて
珍種のアリが居る場所ほどゾッとする
4)怖いアリ、愉快なアリ、痛いアリ
人間や家畜を骨だけにする『陸のピラニア』
挟み打ちや投網式に餌をハンティング
巨大な巣の農場でキノコを栽培する
長男が弟を次々殺し雌を独占する有り
アリはなぜ方向音痴にならないのか
アリのセックスチェック 雄・雌・中性 遺伝子が一対だけ?
5)アリの這い入る隙間も無い
白アリはゴキブリ、アリは蜂の親戚
アリの身体から生えるキノコ「ありたけ」
アリジゴクから回虫まで点滴さまざま
6)アリをペットとして飼育する
女王アリを捕まえてコロニーをつくる
孤独な女王の子育てと家づくり
アリを飼うのに土は無い方が良い
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大変な研究をわかり易い言葉で書かれていて興味深く読みました。
アリの研究をするようになる素地の「小人捕まえて」や塹壕堀の経験がアリの巣の解明につながりウィルスや病原菌の分布拡散など幅広く書かれていた。
アリを観察しに各地を飛び回りその劣悪な環境(温度や湿度)さらにはゲジゲジや蜘蛛、ヒルなどそこに住む生物戸の対峙などアリ研究の周りにある事柄まで書かれていて面白かった。
アリ(昆虫)は人間よりはるか昔から居たわけで、ひたすら産むもの、ただただ働くもの・・・・。おもしろい生存競争のスタイル。
このシリーズ 他にもおもしろそうなものがたくさん有りました。
※ メモあり
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名著「アリとあらゆるアリの話」に書き足した復刻版
タイトルは昔の方が強烈な印象を残していてよかった。内容は世界中のアリの話
久保田政雄の作品
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