そこにはすべて「誤差」がある ~なぜ予想違い・誤診・偽装が起こるのか?~ (知りたい!サイエンス)
- 技術評論社 (2009年3月19日発売)
本棚登録 : 35人
感想 : 5件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774137957
作品紹介・あらすじ
ものさしを当てて測ってみる。するとそこには誤差が生じる。しかし待てよ。本当の値が分からないクセにそれとの差を誤差という!そのうえ人は概して正しく測定・予測したつもりでも、客観的にはなり得ない。近ごろテレビをにぎわすニュースは想定外のことからねつ造まで、誤差にまつわるものばかり。そこで誤差を別の角度から眺めるといろいろなことが見えてくる。
感想・レビュー・書評
-
考えの基礎は品質工学。誤差について実例を交えて理解を深め、予測を立てるのに役立たせることができる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
確か、誤診のキーワードで検索をかけて出会った本。図書館で借りてみると、読んでおきたい興味深い内容だった。
-
誤差は少ないほうがよいというのは本当か。「誤差」の範囲は幅広い。ハンドルのようにあそびがあるほうがよい機構さえある。いっぽうコンピュータシミュレーションのように誤差を含むのに正しいといった錯覚に陥りやすい危険なものもある。新聞をにぎわせた「耐震偽装問題」などは「このくらいはいいだろう」といった、許容誤差を悪意を持って広く取る可能性の問題もあるだろう。本書は、人間の感覚誤差や測定誤差、品質管理といった古典的な「誤差」のみならず、広く生活や社会、産業に垣間見られる誤差について解説する。
全5件中 1 - 5件を表示