タゴガエル鳴く森に出かけよう! -トモミチ先生のフィールドノート (Think Map 5)
- 技術評論社 (2010年5月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774142616
感想・レビュー・書評
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ちょっと飽きてきた。一気に読み過ぎたか。
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著者は動物行動学の専門家。
一般人が見逃すようなわれわれの行動を、動物行動的に考察しているところがおもしろい。 -
ピーターさんかっこいい
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「先生!」シリーズの朋道先生のフィールド観察のすすめ。
以前、お昼の番組で「花鳥風月」という、なにげない自然を撮るコーナーがあって(番組の終了と共になくなったのはとても残念だった)、ある時、田んぼで蛇がぱっくり蛙を捕食する瞬間が放送されまして、やー、残酷とかいうのじゃなくて、なんというか、ちょっと感動したことがありました。視聴者の反響もよかったみたいでしたっけ。そういう自然の営みに対する、素朴な感動が観察の原点なんでしょうね。
でも、写真のヤモリや蛇は可愛いけど、藪でちらりとお姿を拝見したからといって、捕獲に突進する朋道先生のようにはなれません。 -
■書名
書名:タゴガエル鳴く森に出かけよう! -トモミチ先生のフィールドノート
著者:小林 朋道
■概要
先生!シリーズの小林先生の最新作。
大学の周りの生き物の生態から、人間、動物行動学につ
いて記載した一冊。
■感想
先生!シリーズよりも、人間行動学に言及する内容が多
いように感じました。
特にホモサピエンスに関する考察が多く、行動学の読み
ものとして面白かったです。
(個人的には、アカハライモリやタゴガエルについてもう
少し書いてあっても面白いと思いました。)
このような考え方は、自分では、絶対に出てこないので、
改めて読むと、あ~~なるほどな~と思います。
この方の本を何冊か読んだので、アカハライモリについては、
ムダに知識が増えたように思います^^;
先生シリーズの昆虫、動物達とのエピソードをメインに
読みたい場合には、この本は、要望を満たさないかもし
れませんが、行動学について気軽に楽しく読めるので、
本としてはお勧めです。
最後に、この先生の本を大学受験前に読んでいたら、間
違いなく、私は、この方が入る大学を受験したと思います。
それほど、動物達に興味が引かれる内容となっています。
■気になった点
・一般的に"気持ち悪い"という感情が生み出す行動の結果は、
"近づいてさわるような事は避ける"、しかし、"対象から
急いで逃げるほどの大きな行動は起こさない"です。
・被験者は、"協力、信頼関係を破ったことがエピソードとして
書いてあった男性の顔をもっとも良く覚えていた"のである。
・部族のイベントに欠かせない出し物は、"カウントダウン"
の他に、自分の部族のアイデンティティを確認するための、
"その部族にしかないサインを高らかと掲げること"である。