化石になりたい よくわかる化石のつくりかた (生物ミステリーPRO)

著者 :
制作 : 前田 晴良(九州大学総合研究博物館) 
  • 技術評論社
4.12
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本棚登録 : 111
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774199276

作品紹介・あらすじ

本書は、化石のタイプを12+αに分類。それぞれの特徴や形成の仕方を、わかりやすく説明しています。化石のできかたを学びたいと思ったら、まず最初に読んでほしい1冊です。「化石に興味のある方」から「専門家」まで、大いに参考にしていただけます。

博物館に展示されている化石。もうめちゃくちゃかっこいい。「自分もあんな感じで飾られてみたい! ! 」そう思った方、少なからずおられるのではないでしょうか。本書は、100万年後に博物館に所蔵されることを目標に、自分に関することを化石化する方法を「まじめ」に探っていきます。

・きれいな骨を残すにはどうしたらいいの?
・100万年後の研究者を悩ますために、奇抜な痕跡を残すには?
・苦しむのは嫌なので、お手軽に痕跡だけを残したい!
・DNAまで残して、華麗に研究されたい
・愛しきペットと暮らした空間を残したい
・美しさを追求するために、自分の骨をオパール化したい!

こんなワガママな要求、この本なら満たせます。

感想・レビュー・書評

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  • 一概に「化石」と言っても骨のものだけでなく足跡やミイラのようなものまで…、自分の知らなかった「化石」の種類とそれらの作られ方が絵や写真などもはさまれて分かりやすくまとめられてました!

  • おきみゅー(沖縄県立博物館・美術館)で2023.6.21~9.3に開催されている「みんなの進化展ー命はつながっているー」に、この本の内容に通じるパネル展示があります。この本に興味をもった人は、ぜひおきみゅーにも足を運んでみましょう。

  • 「本書は、化石のタイプを12+αに分類。それぞれの特徴や形成の仕方を、わかりやすく説明しています。化石のできかたを学びたいと思ったら、まず最初に読んでほしい1冊です。「化石に興味のある方」から「専門家」まで、大いに参考にしていただけます。

    博物館に展示されている化石。もうめちゃくちゃかっこいい。「自分もあんな感じで飾られてみたい! ! 」そう思った方、少なからずおられるのではないでしょうか。本書は、100万年後に博物館に所蔵されることを目標に、自分に関することを化石化する方法を「まじめ」に探っていきます。

    ・きれいな骨を残すにはどうしたらいいの?
    ・100万年後の研究者を悩ますために、奇抜な痕跡を残すには?
    ・苦しむのは嫌なので、お手軽に痕跡だけを残したい!
    ・DNAまで残して、華麗に研究されたい
    ・愛しきペットと暮らした空間を残したい
    ・美しさを追求するために、自分の骨をオパール化したい!

    こんなワガママな要求、この本なら満たせます。」

    ★本書の概要(詳しくは目次をご覧ください)
    第1章 入門編~化石化の基本のキ~
    第2章 洞窟編~人類化石実績No.1! ~
    第3章 永久凍土編~自然の“冷凍庫"で~
    第4章 湿地遺体編~ほどよい“酢漬け"で~
    第5章 琥珀編~天然の樹脂に包まれて~
    第6章 火山灰編~鋳型として残る~
    第7章 石板編~建材やインテリアとしても有用~
    第8章 油母頁岩編~プラスチック樹脂できれいに保存~
    第9章 宝石編~美しく残る~
    第10章 タール編~黒色の美しさ~
    第11章 立体編~生きていたときの姿のままで~
    第12章 岩塊編~岩のタイムカプセル~
    番外編~再現不能の特殊環境?~
    あとがきにかえて~もしもあなたが後世研究者だったら~

    土屋健:
    オフィス・ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の記者編集者、サブデスク(部長代理)を経て2012年に独立し、現職。近著に『機能獲得の進化史』(みすず書房)、『地球生命 水際の興亡史』(技術評論社)、『恋する化石 「男」と「女」の古生物学』(ブックマン社)など多数。

  • ふむ

  • 化石になりたいと思えば、どんな化石があって、化石となる経緯を調べるだろう。まさしくその情報が詰まった本だった。
    こんな化石もあるのだと驚いたし、こうやって化石になるのだと学べた。
    特別化石になりたいという欲求はないので、へえ~っと思いながら読むだけだった。
    ふと、何千万年、何億年という途方もない未来になにかを残すには化石とならなければいけないのだなと思った。生命の痕跡を残すって難しいな。

  • これめちゃくちゃおもしろい笑
    別に化石になりたいとは思ったことなかったけど、タイトルの「化石になりたい」のインパクトが強すぎて興味が湧き読みました。

    そもそも化石ってなに?という話から、どういった状態で保存されたいか希望別に化石の種類が分かりやすく記載してある。
    実際にどういう化石があるかカラー写真付きで何例か見せてくれるので非常に分かりやすいし、じゃあこの化石になるためには?と具体的に説明がされていて理解も深まる良い本だなと思いました。
    個人的には生物学的な方面だけではなく化学的な知見もあるとより理解出来るんだろうな、、思ったので、もっと勉強しようと新たに好奇心をくすぐられました。
    多分子供向けでもいける。

    化石って様々な条件が合致した上で成り立っていて奇跡のようだなあと思ったし実際私たちが化石化するのは難しそう笑
    もし化石化するとしたら、交尾中に化石と化してしまった亀のようになりたい。

  • 457

  • カラー写真や解説イラスト満載で、化石の成り立ちがよく分かっておもしろかった。しかもいちいち、「あなたが化石になるならどの方法がいいか」という視点で解説しているのが面白い。そしてここまでの解説を一刀両断するような、化石の専門家による巻末のコメント(笑)。

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著者プロフィール

著者:土屋健
オフィス・ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の記者編集者、サブデスク(部長代理)を経て2012年に独立し、現職。近著に『怪獣古生物大襲撃』(技術評論社)、『前恐竜時代』(ブックマン社)、『生命の大進化40億年史 中生代編』(講談社)など多数。

「2023年 『も~っと! 恐竜・古生物ビフォーアフター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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