- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774326979
作品紹介・あらすじ
ロシア革命からのがれるようにして中国、アメリカへ、そして関東大震災後の日本へとやってきたロシア人のモロゾフ一家。ようやく神戸に腰を落ちつけ、チョコレート店を開店させました。
ところが、チョコレートづくりには不向きな日本の猛暑、亡命者に対する不信、太平洋戦争よる材料不足と店の焼失、戦後の混乱など、次つぎにおそってくる困難に直面します。それでもあきらめずに家族で立ちむかい、みんなを幸せな気持ちにさせる本物のチョコレートをつくりつづけ、たくさんの人びとに届けました。
ロシア革命から、百年がすぎました。世界や日本で起こったできごとを追いながら、一粒一粒のチョコレートづくりにすべてをささげた、モロゾフ一家を描きます。
感想・レビュー・書評
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モロゾフさん一家は凄くご苦労されたんだな~
ロシア革命から逃げ出し、中国やアメリカに渡り、そして戦前の日本へ。
シアトルにいた時に、お父さんがお菓子工場で働いていたって事で、神戸でパンやケーキ、そしてチョコレートを作り始めた。
戦争もあったりで、また一からやり直さなければいけなかったり、本当の本当に本の中に書かれてる以上にご苦労があったはず。
今チョコレートが普通に食べられる幸せ。モロゾフさんのおかげです。
ありがとうございます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生まれ育った国から逃げ生きてゆくことの大変さ。また日本のバレンタイン文化の火付け役がこの家族だったことに驚き。
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ロシア革命の時代に、日本に来たロシア人のモロゾフ一家の物語。
(神戸、チョコレート) -
ロシア革命により亡命したモロゾフ一家は、中国、アメリカを経て、日本の神戸で洋菓子店を開いた。そして日本人に本物のチョコレートを伝えようと頑張った。
現在の「モロゾフ」と離れてしまっていたことに残念な思いがした。気の毒なような…。