- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774333205
作品紹介・あらすじ
4年2組の蒼太のクラスに転校生がやってきた。彼女の名前は、エリサちゃん。ほとんど日本語を話さず、4時間目が終わると帰ってしまうエリサちゃんに、はじめのうちは興味津々だったクラスのみんな。だけど、日本語を話さないエリサちゃんは、次第にクラスのなかでひとりぼっちになってしまう。
そして、給食の時間に起きたある事件をきっかけに、エリサちゃんはついに学校にこなくなって……。おさななじみのゆうりと一緒にエリサちゃんの家をたずねた蒼太は、エリサちゃんが弟の面倒を見るために、学校を休んでいることを知る。エリサちゃんのお母さんは、「学校にはまた今度行く」っていったけど、今度っていつなんだろう……。
外国からきたクラスメイトと主人公とのかかわりを通して、読者に「相手の気持ちに立って想像すること」や「多様性を尊重すること」の大切さを伝える創作児童文学。
感想・レビュー・書評
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ネパールから来た転校生エリサは、ある事件をきっかけに学校に来なくなってしまう。そんな中、学校の「弟子入り体験」で訪れた店は、エリサの父親の店で…
どうしたらよかったのか、みんな仲良くなれるのか、考えさせられながら、物語は進んでいく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多国籍の子たちが日本の小学校に転校してくると......。当人に達の不安な気持ちが理解できる。
優しい、今の時代ならではの小学生の物語。
#小学生 -
図書館本。長女の「星5つ」が出た本。ネパールからの転入生。コミュニケーションが取れずに、クラスで孤立して学校から足が遠退いてしまう。職業体験を通して、転入生の家族や生活を知り、気持ちに寄り添うことを体得していく。その昔、長女もインター幼稚園で日本人一人というアウェーを味わい、それが原体験になっているな、と思った。
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引っ込み思案で人前でしゃべることが苦手な男の子のクライスに、ネパールから女の子が転校してきた事から始まります。
日本語がうまく話せない女の子と、緊張してみんなの前で自分の意見を言えない男の子。
ネパール人と日本人、人種は違くても同じように考え、感じる気持ちがある事を教えてくれる素敵な話でした。
ネパールの女の子と接するうちに、男の子も少しずつ成長していく姿がとても良かったです。 -
いい話だった
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ネパールからやってきた転校生のエリサちゃんと、エリサちゃんのお父さんが営む飲食店での職業体験を通じて、相手の気持ちを汲み取り相手の立場を想像して受け入れていく主人公成長が書かれている良書。
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2学期、蒼太の4年3組にネパールからエリサちゃんが転校してきた
日本語をほとんど話そうとしないエリサちゃん
授業中にあてられることもなく、宿題はできるところだけでいい、おまけに午前中で帰ってしまう
「外国人だからって、ずるい!」
クラスのみんなが文句を言いはじめたある日の給食の時間に事件が起きて、次の日からエリサちゃんは学校に来なくなってしまった
エリサちゃんのことが気になるゆうりに連れられてアパートに行ってみると……
〈外国からきたクラスメイトと主人公とのかかわりを通して、読者に「相手の気持ちに立って想像すること」や「多様性を尊重すること」の大切さを伝える創作児童文学〉──出版社サイトの紹介文より
「ぼくにできることって、あるかな……」
ひっこみ思案で人見知りの蒼太といっしょに考えてみたい
2022年6月刊、「くもんの児童文学」から
タイトルの「ダンネバード」はネパール語、意味は本編結末にて
※出版社サイトの紹介文〈4年2組の〉⇒〈4年3組の〉 -
超面白い‼️