古本マニア採集帖

著者 :
  • 皓星社
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本棚登録 : 109
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774407500

作品紹介・あらすじ

「古本のある生活」をおくる、36人へのインタビュー集。

本を集め、本と遊び、本で調べ、本から本を作る……。
その情熱と執着は、どこから生まれてどこへ行くのか?
読者の記録を追いかけてきた著者による、古本マニアたちの標本箱。

「日本の古本屋メールマガジン」人気連載に、新たに書き下ろし原稿を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 古本マニアたちの人生や本のエピソードをまとめた本です。登場する方全員が筋金入りのマニアではありませんが、本への思いは強い方ばかりです。エピソードひとつひとつを丁寧に集めた南陀楼綾繁さんの労作といえます。


  • 「古本のある生活」をおくる、36人へのインタビュー集。

    本を集め、本と遊び、本で調べ、本から本を作る……。
    その情熱と執着は、どこから生まれてどこへ行くのか?
    読者の記録を追いかけてきた著者による、古本マニアたちの標本箱。

    久しぶりに著者の本を読む。それぞれの読書との出会いが面白い。自分と重なる部分が案外多いのには、驚く。選択肢がそれほどなかったせいなのだろうか。

  • 全国にいる古本マニアを南陀郎さんが訪ね歩く。
    クセある人びとの口をなめらかにしてしまうのは著者の魅力故か。
    広すぎ深すぎの古本の世界。
    ハマってみたい。

  • 色んな古本好きが出てくる、楽しくも学ぶこともある一冊。
    でも、図書館の本が汚いから避けてたって人がいたのはショック…古本屋と図書館の違いはたくさんあるけど、うーん
    読む人って書くのも上手だから、すごくするする読めた。ここまでは出来ないけど、本が好きなものとしては見習いたいことも多かったなぁ。

  • 「古本マニア」と聞くと、希少本を買い漁って
    いたり、いわゆる「せどり」で儲けようと企む
    ような怪しい人を想像してしまうかと思います
    が、ここで紹介されている人はそうではないで
    す。

    本当の読書家であり、特定の作家の著作を探し
    たり、ネットではなく自分の「目利き」で本を
    購入することをポリシーとしている人など、本
    への愛に満ち溢れているのです。

    新刊本では読書欲を満たすことができず、古本
    でしか読むことができない本を探すという。

    そのような人に対して経歴や、どのような読書
    歴であるのかをインタービューした内容をまと
    めたのが本書です。

    「読書愛」に刺激を受ける一冊です。

  • 素直に面白かったた言える。本好きにはたまらない内容。古本にはあまり関心なかったけど、何かテーマ決めて集めようかなぁと思わせてくれた。

  •  こんな風に在野の本好きがいることを心強く思う。

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著者プロフィール

1967年、島根県出雲市生まれ。ライター・編集者。早稲田大学第一文学部卒業。明治大学大学院修士課程修了。出版、古本、ミニコミ、図書館など、本に関することならなんでも追いかける。2005年から谷中・根津・千駄木で活動している「不忍ブックストリート」の代表。各地で開催される多くのブックイベントにも関わる。「一箱本送り隊」呼びかけ人として、石巻市で本のコミュニティ・スペース「石巻まちの本棚」の運営にも携わる。
著書に『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『町を歩いて本のなかへ』(原書房)、『編む人』(ビレッジプレス)、『本好き女子のお悩み相談室』(ちくま文庫)、『蒐める人』(皓星社)、共著『本のリストの本』(創元社)などがある。

「2021年 『古本マニア採集帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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