- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774621418
感想・レビュー・書評
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「ねこのさら」「しにがみさん」「しばはま」と、野村たかあきさんの落語絵本を読んできたが、これが一番新しいのかな。
一段と迫力が増した版画で、人物の表情も豊か。面白さがダイレクトに伝わってくる。
表紙絵は浅草の雷門前。今回の噺の舞台はここだ。
見返しの版画も見事で、ここも見どころ。
「そこつ」についての解説がある「枕」の部分から始まる。
行き倒れの男がいるとかで、朝の仁王門は大騒ぎ。
それを見たそこつ者のはっつぁん。
「やー!これは熊のやろうだ」と言って「当人を連れてきて確認させる」と大慌て。
ところが、やってきた当人もまたそれを上回るそこつ者で・・
この「熊さん」が行き倒れの死体を確認する場面が笑いのツボ。
そんな、バカな。そこつも、ここまで行くと天賦の才能だ。
でもふたりとも悪気もないしふざけているわけでもないし、大真面目だから始末に悪い。
さてさて、オチはどうなる?
低学年から中学年向きとあるが、ナンセンス落語は案外ハードルが高いもの。のっけから行き倒れの死体が現れるあたりも、ブラックな要素じゅうぶん。
むしろ高学年以上がよろしいかと。
約12分。テキパキとした江戸弁でどうぞ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
信じられない話の展開でおもしろかったです。
が、小学校で読み聞かせをしたら内容がよくわからないと言われてしまいました。私の読み方が下手だったかな。 -
ありえな~い! そこつ者のお話です。
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読了
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こどもたちには、何のことかな?と、どこが面白いのか、分からない人もいるかもしれませんね。本物の落語の方が分からりやすいかも。