浪人若さま新見左近 片腕の剣客: 書下ろし長編時代小説 (コスミック・時代文庫 さ 6-16)
- コスミック出版 (2017年6月21日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774713410
感想・レビュー・書評
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浪人若さま新見左近 シリーズ 13
甲府藩主・徳川綱豊は、一介の浪人・新見左近として、江戸の市民を苦しめる悪党を
「良心あるものは去れ、悪に与する者は、葵一刀流が斬る」と、決め言葉と共に、懲らしめている。
そんな折、お琴が、女商人・百合に、見込まれ、京の新店を手伝って欲しいと、しつこく口説く。断るお琴だが、次第に、心が揺れてくる。
一方、綱吉は、娘の鶴姫の夫・綱教を次期将軍にしようとしていた矢先、鶴姫が、毒殺されかかった。
そこで、綱吉は、鶴姫の命を助ける為、綱豊に、西の丸に入るように、頼む。
次期将軍は、綱豊であると天下に知らしめ、この先、男児が生まれなければ、綱教を将軍にすると言うのだ。
その間、世継ぎの振りをしてほしいと。
もし、断って、鶴姫が命を落とせば、甲府二五万石の存亡に関わる。
間部詮房は、綱吉の都合の良さに反対したが、
綱豊は、引き受けるつもりになった。
綱豊は、相手を炙り出す為に、尾張藩に噂を広めるが、間もなく片腕の剣客に、右腕を切られ、その上、毒矢に当たり、気を失ってしまう。
その頃、お琴は、左近用の飯茶碗が割れているのを見つける。
お琴は、京へ行く決心をするのか。
多分、するだろう。
いよいよ、後が完結編となる。
次作品が待ち遠しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お琴ちゃんは、京に行くのかしら?