浪人若さま新見左近: 書下ろし長編時代小説 (闇の剣) (コスミック時代文庫)
- コスミック出版 (2010年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774723563
感想・レビュー・書評
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浪人若さま 新見左近 シリーズ第1作目
のちに名君として知られる、第六代将軍 徳川家宣の若かりし日の痛快、勧善懲悪物。
新見左近こと、徳川綱豊は、甲府藩主徳川綱重の長男として、江戸藩邸で生を受けた。
母親が身分の低い女中であったため、国家老、新見正信の養子とされたが、9年後、綱重の正室が男子を産まずにこの世を去ったため、世継ぎとして、呼び戻された。その後、17歳で、甲府徳川家を継承した。
次期将軍候補は、家綱の弟 綱吉が、最有力ではあるが、気性を疑う重臣が、正当継承者として、綱豊の名を上げた。
綱豊は、その空気変化を察知し、早々に辞退しようとしたが、家綱が、それを許さなかった。
そこで、綱豊は、仮病を使って屋敷を出て、元の名前を名乗り、身分を隠し浪人となって、谷中のぼろ屋敷に住みつき、将軍家秘剣「葵一刀流」の腕前で、市井の事件を解決していく。
初め、なかなか馴染めずにいたが、途中から、ようやく内容について行けた。
次作が楽しみ。
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シリーズ第一弾
新シリーズを読んだ関係で読んだもの
若き日の徳川家宣の作り話?
気儘の浪人の生活を満喫するが、亡くした許嫁とその妹
四話形式だが、一話と四話には今後の伏線が
次期将軍の座を巡る暗躍はこれからか -
若様も命を狙われて大変なのね。
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Tさんのお勧め。
おまえは長七郎かっ、とツッコミが入りそうな奇想天外な設定。
おいおい。 -
L 浪人若さま新見左近1
特に違和感なし!お琴とのことは特に必要ないんじゃないかと思うが仕方ないか。養父との会話が絶妙。ただし剣が強すぎてスーパーマン的なのは仕方ないのか?ワイルドなのはいいけれど。あともっと真相をしってる輩がいてもいいのにね、ダメか。 -
女を虐げ過ぎじゃぁなかろうか。
吐き気がした。
次も買っちゃったから読むけど、なんか気分悪いなぁ。 -
主人公に6代将軍徳川家宣の若い頃を設定した話。娯楽系の時代小説によくあるパターンだけれど、水戸黄門のように安心して読める感じ。時代は4代将軍の跡継ぎ問題が取り沙汰されている時。続きが出たら、読んでみよう。