旦那(アキラ)さんはアスペルガー 奥(ツナ)さんはカサンドラ

著者 :
  • コスミック出版
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774791173

感想・レビュー・書評

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  • アスペルガーの夫を持つ妻は、カサンドラ。

    カサンドラというのは病名で、それになるのは
    パートナーがアスペルガーの人。
    確かに誰かに話しても共感しにくい状態です。
    相手は素直な状態なので、お願いすれば動きますし
    はたから見ればいい人。
    ただ、相手の事を考えづらい。

    本人は本人の枠で動いているので大丈夫ですが
    周囲はもう振り回される。
    大変ですが、それでも攻略法(?)を手に入れれば
    多少は楽に…なる、のでしょうか??

  •  大人の発達障害というけれど、本人がそれを障害と感じなければ、気づかずに生きることができるよなぁと。
     本人が生きづらさを感じなければ、それはそれでいいのだろう。
     家族の距離の取り方が冷静ですごい。

  • 先輩がカサンドラで悩んでたので、読んでみました。
    読んでて自分もアスペルガーじゃないかドキドキした。誰が悪いわけではないんですよね。病がそうしてるんです。周りは何ともしてあげられない。話だけは丁寧に聞いてあげようと思いました。僕も心療内科に行く身分として。

  • 2017/2/7読了

    アスペルガーの夫に対し、一人もやもやを抱えたまま
    とある日に「故障」してしまった妻。
    夫を理解しようとすればするほど、どんどん体調が悪くなっていく。

    ストレス社会だとか、夫婦の在り方を決めつけられるだとか
    それはうわべだけ、一般的な会話の中にしかないもの
    ここのパターンはそうではない。
    アスペルガーというひとつの「タイプ(属性)」であり、
    カサンドラというのはそれに付随する、これまたひとつの「タイプ」なのだろう。

    どこかで諦め、死をも思ってしまうほどに。
    追いつめられる妻がいる、もしくは、その逆かもしれなかったり、親だったり、子だったり。
    他の理由でも苦しい思いをする人はいるのかも。

    この現象にちゃんと名称があったこと、それが知れただけでもこの本を読んでよかったと思う。

  • 市立図書館で借りて読みました。
    奥様のことはカサンドラというのですね。
    納得できる点がたくさんありました。
    わかってもらえない苦しさ、つらいです。

  • 近年、ネットでよく目にするアスペルガー。最近、ネットで見かけたカサンドラ。カサンドラに関しては認知度がアスペルガーに比べると格段に減るだろう。仲良くしていただいている方にアスペルガーの方が居るため、アスペルガーに対しての知識を今以上に深めるために読んでみた。アスペルガーに対してはそれなりに知識はあったがカサンドラに関しては無知に近いため、勉強になる事ばかりだった。もっと、カサンドラに関して認知や理解が深まればと思う。

著者プロフィール

東京都生まれ、漫画家。少女漫画アシスタントなどを経て青年誌でデビュー。アスペルガー症候群のある夫との日常を綴った『旦那さんはアスペルガー』(コスミック出版)シリーズは累計10万部に達する話題作となった。他の作品に『うちの困ったさん』(リイド社)などがある。



「2021年 『発達障害がある子の会話力がぐんぐん伸びる おうち療育をはじめよう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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