旦那(アキラ)さんはアスペルガー 奥(ツナ)さんはカサンドラ
- コスミック出版 (2014年12月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774791173
感想・レビュー・書評
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アスペルガーの夫を持つ妻は、カサンドラ。
カサンドラというのは病名で、それになるのは
パートナーがアスペルガーの人。
確かに誰かに話しても共感しにくい状態です。
相手は素直な状態なので、お願いすれば動きますし
はたから見ればいい人。
ただ、相手の事を考えづらい。
本人は本人の枠で動いているので大丈夫ですが
周囲はもう振り回される。
大変ですが、それでも攻略法(?)を手に入れれば
多少は楽に…なる、のでしょうか??詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人の発達障害というけれど、本人がそれを障害と感じなければ、気づかずに生きることができるよなぁと。
本人が生きづらさを感じなければ、それはそれでいいのだろう。
家族の距離の取り方が冷静ですごい。 -
先輩がカサンドラで悩んでたので、読んでみました。
読んでて自分もアスペルガーじゃないかドキドキした。誰が悪いわけではないんですよね。病がそうしてるんです。周りは何ともしてあげられない。話だけは丁寧に聞いてあげようと思いました。僕も心療内科に行く身分として。 -
2017/2/7読了
アスペルガーの夫に対し、一人もやもやを抱えたまま
とある日に「故障」してしまった妻。
夫を理解しようとすればするほど、どんどん体調が悪くなっていく。
ストレス社会だとか、夫婦の在り方を決めつけられるだとか
それはうわべだけ、一般的な会話の中にしかないもの
ここのパターンはそうではない。
アスペルガーというひとつの「タイプ(属性)」であり、
カサンドラというのはそれに付随する、これまたひとつの「タイプ」なのだろう。
どこかで諦め、死をも思ってしまうほどに。
追いつめられる妻がいる、もしくは、その逆かもしれなかったり、親だったり、子だったり。
他の理由でも苦しい思いをする人はいるのかも。
この現象にちゃんと名称があったこと、それが知れただけでもこの本を読んでよかったと思う。 -
市立図書館で借りて読みました。
奥様のことはカサンドラというのですね。
納得できる点がたくさんありました。
わかってもらえない苦しさ、つらいです。