大奥 (Truth In History)

  • 新紀元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775305959

作品紹介・あらすじ

千人もの女たちが暮らす秘密の世界。幕府をも動かした女の業と権力。

感想・レビュー・書評

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  • 大奥のしきたり、暮らし、そして将軍たちを取り巻く女性たちが詳しく紹介しております。このシリーズ、少し知りたいことがある時さっと開けるので大変便利です。

  • いやあ面白かった大奥ドキュメンタリー。座敷の見取り図から、系図から、大奥内の暮らしの詳細の紹介に玉の輿ランキングまで(笑)。あらためてオソロシヤ女の園。歴史小説でみるのと全然ちがうわー。ただでさえ一人の男と寝てもらうために共同生活している空間ってどうなのとおもってたけど、いままで歴史系図に出てきてた正室と側室しか浮かんでなかったけども、そうだよなあ、将軍は大奥の誰でも手をつけ放題だったわけで。ひと晩だけ呼ばれてあとは二度と呼ばれず、それだけでも精神的にしんどいだろうのに、さらに別の同僚(?が呼ばれて閨をともにする監視役として、横に添い寝して不寝番で一部始終を監視しないといけないという立場の方々があまたいたわけで。それは処女のままふすまの外で見張りをさせられるのの100倍屈辱。。妊娠したら妊娠したで壮絶な妨害工作の嵐だったみたいだし。こわいなー。30すぎたらお褥御免とご辞退なさいって。なにそれ。ひどすぎるー。ひろーいお屋敷ではあるけど、死ぬまで出られず悶々と屈辱に耐えて一生を終えるんだよねー。お江戸のころはじつは庶民がいちばん文化と人間らしい幸せを享受していたのかも。大奥なんて上の者はほとんど運動しないから皆太って便秘だったろうねー。まあ今と美観は違うだろうけども。。でも、歴史本ってほんと書き方次第だなと思う。春日局なんかも、良くも悪くも紹介するひと次第だもんな。でもこの徳川にまつわる女性たちの話はほんと惹かれる。ほぼ全ての女性について個別に説明があったからこの本すごく良かった、ほんと、よりイメージが沸き易くなって、これからまた大奥がらみの歴史本読むときに深く味わえそう。やっぱ徳川の女では千姫がすきだわー。大奥の女というには外側かもしれないけど。あと阿茶局かな。デキル女の代表のような。いやあ面白かったこの本。なんども読み返したいから手元に買おうかな。。

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著者プロフィール

歴史作家・研究家。岡山商科大学、法政大学文学部史学科卒業。日本の歴史や偉人に関する著書を数多く執筆している。おもな著書に『吉田松陰と文の謎』(学研パブリッシング)、『島津一族』『豊臣一族』(以上、新紀元社)、『平清盛をめぐる101の謎』(PHP研究所)、監修に『マンガ 日本の歴史』『戦国武将人物事典』『日本の歴史人物事典』(以上、成美堂出版)などがある。

「2021年 『日本の武将 超図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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