マグロ戦争

著者 :
  • アスコム
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776203964

作品紹介・あらすじ

マグロは日本・台湾にまだまだ眠っている!!日本唯一のマグロ評論家が、メディアでは報じられない「マグロ争奪戦」の舞台裏を明かす。

感想・レビュー・書評

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  • <技術> マイナス70度の瞬間冷凍技術とブロック分けにより、保存可能期間のコントロールが可能となった。
    <流通> 生産者(漁師)と市場(卸)とを結ぶバイヤーが現れた。1船買いにより、生産者は流通まで考えなくてよくなり、都合が良い。
    <生産> 便宜置籍船 国ごとに規制されている漁獲量や制限を逃れるため、船籍だけを変更し漁をする。
    <悪技術> COマグロ 保存状態が悪い、インドネシア、フィリピンjなどが一酸化炭素を注入しピンク色にし流通させる。質が相当悪い。
    <未来> 従来の漁法であった、延縄、一本釣りより、巻き網が主流となってきている。スーパーパースセイナーと呼ばれる超巨大巻き網船が存在し、乱獲している。台湾や中国は刺身としてマグロを食べない。(煮たり蒸したりする)よって大幅に減らないことが予想されるが、有限の資源であるため、サステーナブル(持続性)が大切である。昨今は、畜養マグロも流通し始めるが、一般消費者に天然との違いは分からないらしい。(生産者ならもちろん雲泥である)

    日本人は、大量消費に慣れすぎており、将来のことを考えていないように思える。必要な量を必要なだけ取得し、資源の有効利用を考える必要がある。

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