田原総一朗責任編集 決別!日本の病根 (2時間でいまがわかる!)
- アスコム (2011年11月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776207016
感想・レビュー・書評
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【要約】
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【ノート】
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古賀茂明氏と田原総一朗氏との対談形式で書かれた本。
原発問題や経済問題などを話題に、主に官僚の問題点
について多く語っている。
しかし内容はといえば、昔から言われている天下り問題や
政治家の力不足など、特別新しい話はないという印象。
本書とは関係ないですが、官僚をいじめて票を得ようとする政治家さんにはそろそろうんざりです。
日本が良くなるにはまず、政治家と官僚が同じ方向を向くことが必要かと。
頑張れ日本! -
資料ID:92121509
請求記号:317||K -
読んでいる最中ですがわかりやすい。
少し前の話ですがそれでも理解が少し深まりました。
古賀さんの考え方もすこしだけ触れることができた気になります。
お勧めします。 -
官僚と政治家がこのままでは、本当に日本が潰れてしまうかも...。
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ダメな部分の列挙だけでなく、こうすべきという案が示されている。
ただし、その案を実現するためのステップについては記載がない。
現実的には個々人がそれを考えろということなのだろうが、プランが壮大すぎて自分事にはあまり感じられない。 -
以前も『官僚の責任』といふ古賀茂明氏の著書をとりあげましたが、今回はジャアナリスト田原総一朗氏のインタヴューに答へる形式であります。
これも家人が購買したのを、こつそり読ませてもらひました。この「オフレコ!BOOKS」なる叢書(?)、「2時間でいまがわかる!」を惹句としてゐるやうで、実際2時間足らずで読み終へてしまひました。小さい声で告げると、立ち読みで読了できます。
さて『官僚の責任』では、霞ヶ関に巣食ふ病根を表に炙り出して見せた古賀さんですが、処方箋の部分が具体的でなく、やや形式的なきらひがあると思ひました。紙数の関係もあるのでせうが。
その点本書では田原氏が読者に代つて突つ込んでゐるので、問題の指摘や改革案がやや具体的になつてをります。
ただやはりこの人も官僚だな、と感じる部分もあります。たとへば。
三陸鉄道が津波で不通になつたお陰でバスが黒字になつた。ところが鉄道を復旧させやうとしてゐる。110億円かかるのださうです。復旧すればまた鉄道もバスも赤字になるので、鉄道の復旧は諦めるべきだと古賀さんは主張します。従来より大幅に通学・通勤時間が増え、やむなく不便なバス利用を強いられてゐる人たちを想像できないのかな、と。道路に費やすお金に比べて、鉄道は冷遇されてゐますね。
また本書ではありませんが、年金支給は80歳からでもいいと発言したこともありました。日本人男性の平均寿命はだいたい80歳ですね。つまり実質年金はナシでいいよと言つてゐるのに等しいのでは。60歳で定年退職した人は、20年間どうやつて生きていくのでせうか。
ま、さういふ点はあるものの、それでも本書で提案されてゐる改革案は現実になつてほしいと考へます。同時に「無理だらうなあ...」と諦めてゐる自分もゐるのですが。あああ。
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