田原総一朗責任編集 決別!日本の病根 (2時間でいまがわかる!)

著者 :
制作 : 田原 総一朗 
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776207016

感想・レビュー・書評

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    【要約】


    【ノート】

  • 古賀茂明氏と田原総一朗氏との対談形式で書かれた本。
    原発問題や経済問題などを話題に、主に官僚の問題点
    について多く語っている。

    しかし内容はといえば、昔から言われている天下り問題や
    政治家の力不足など、特別新しい話はないという印象。

    本書とは関係ないですが、官僚をいじめて票を得ようとする政治家さんにはそろそろうんざりです。

    日本が良くなるにはまず、政治家と官僚が同じ方向を向くことが必要かと。
    頑張れ日本!

  • 賛否あるとは思うが、
    ・官僚一人ひとりは優秀なのに、官僚組織になるとダメになるのは、官僚の生活を保障する仕組みが、すべて既存の制度に基いて強固に出来上がっており、改革は即、自分の生活を壊すことだから
    ・官僚の無謬性があらゆる問題の原因
    という指摘には納得。
    やはり何かを変えていくには本来の目的を見据え、リスクを取り、責任を引き受けて進めていく覚悟が必要なのだろうし、それは政治でも行政でも、ビジネスでも同じなのだろう。
    今後、報道を見る上でも、自分の仕事を考える上でも、戒めとしたい。

  • 資料ID:92121509
    請求記号:317||K

  • 読んでいる最中ですがわかりやすい。
    少し前の話ですがそれでも理解が少し深まりました。
    古賀さんの考え方もすこしだけ触れることができた気になります。
    お勧めします。

  • 日本人は巨大プロジェクトにとても弱い。途中で大きな路線変更ができなから。日本がスペースシャトルを始めていたら、アメリカみたいに途中でやめることができない
    官僚は、縄張りを広げる、予算をより多く取る、天下り機関を作る、そこに金がおちる仕組みを作る、既存の団体や企業に天下りポストをつくり人を送り込むといったことで評価される
    日本人はベトナムを途上国だとバカにするけど、外交やビジネスの駆け引きで日本が優位にたてるか疑問
    官僚の生活を保障する仕組みが、すべて既存の制度に基づいて強固に出来上がっているから、改革は即、自分の生活を壊すことだから反対する
    公務員改革の狙い 第一 ムダを省き、効率化や合理化を進めること、第二 公務員が本当に国や国民のための仕事をする仕組みにすること
    日本の再生のためには、何を選択するかというだけでなく、何を捨てるか、ということも決断しなくてはならない。

  • 官僚と政治家がこのままでは、本当に日本が潰れてしまうかも...。

  • チェック項目17箇所。日本の官僚たちは極めて優秀、おびただしい情報を駆使して、何を聴いても瞬時に答える、時代を見る目が鋭く、勘もいい。しかし、官僚機構は何一つ決めることができない。自らの生活を後回しにしてでも国民のために働くのが公務員の原点。増税だけではムダはなくならない。公務員改革をしなければ国は良くならない。破綻する。経産省はものづくり信仰が強い。経産省にやることは何もない。役割を終えたから解体したらどうか?復興の仕方は地域ごとに異なる。中央集権ではできない。官僚の生活を保障する仕組みがすべて既存の制度に基づいて強固にできあがっているから、改革は即、自分の生活を壊すことだから反対する。農業は農協、医療改革は医師、病院、医師会、厚生労働省等、電力の自由化は電力会社、電事連(電気事業連合会)、経産省等の猛反発があり、どの分野も新しい政策を実現するのは戦後の復興期や高度経済成長の時代に比べはるかに難しい。天下りがすべての制度の改革を阻む根本原因。競争に負けた人も同じように生活保障をするのが天下り。公務員改革の狙い・・・ムダを省き、効率化や合理化を図る、公務員が本当に国や国民のための仕事をする仕組みにすること。農業・医療は株式会社の参入を拒む・・・金儲けの対象?日本人の純血主義を捨てて外部の血を取り入れる。経産省の仕事は弱い中小企業の保護と困った大企業の御用聞き?企業が本当にやりたいことを自由に思いっきりできるようにフィールドを広げていくこと。医療だけでは国民の健康は維持できない。健康サービスをつくり、民間企業を参入させる。薬だけでは改善されない。

  • ダメな部分の列挙だけでなく、こうすべきという案が示されている。
    ただし、その案を実現するためのステップについては記載がない。
    現実的には個々人がそれを考えろということなのだろうが、プランが壮大すぎて自分事にはあまり感じられない。

  • 以前も『官僚の責任』といふ古賀茂明氏の著書をとりあげましたが、今回はジャアナリスト田原総一朗氏のインタヴューに答へる形式であります。
    これも家人が購買したのを、こつそり読ませてもらひました。この「オフレコ!BOOKS」なる叢書(?)、「2時間でいまがわかる!」を惹句としてゐるやうで、実際2時間足らずで読み終へてしまひました。小さい声で告げると、立ち読みで読了できます。

    さて『官僚の責任』では、霞ヶ関に巣食ふ病根を表に炙り出して見せた古賀さんですが、処方箋の部分が具体的でなく、やや形式的なきらひがあると思ひました。紙数の関係もあるのでせうが。
    その点本書では田原氏が読者に代つて突つ込んでゐるので、問題の指摘や改革案がやや具体的になつてをります。

    ただやはりこの人も官僚だな、と感じる部分もあります。たとへば。
    三陸鉄道が津波で不通になつたお陰でバスが黒字になつた。ところが鉄道を復旧させやうとしてゐる。110億円かかるのださうです。復旧すればまた鉄道もバスも赤字になるので、鉄道の復旧は諦めるべきだと古賀さんは主張します。従来より大幅に通学・通勤時間が増え、やむなく不便なバス利用を強いられてゐる人たちを想像できないのかな、と。道路に費やすお金に比べて、鉄道は冷遇されてゐますね。
    また本書ではありませんが、年金支給は80歳からでもいいと発言したこともありました。日本人男性の平均寿命はだいたい80歳ですね。つまり実質年金はナシでいいよと言つてゐるのに等しいのでは。60歳で定年退職した人は、20年間どうやつて生きていくのでせうか。

    ま、さういふ点はあるものの、それでも本書で提案されてゐる改革案は現実になつてほしいと考へます。同時に「無理だらうなあ...」と諦めてゐる自分もゐるのですが。あああ。

    http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-288.html

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著者プロフィール

1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年、国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。09年末に経済産業省大臣官房付とされるも、11年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起した。その後、退職勧奨を受け同年9月に辞職。著書・メルマガを通じ活発に提言を続けている。『官邸の暴走』(KADOKAWA)、『日本を壊した霞が関の弱い人たち』(集英社)など著書の累計発行部数は100万部を超える。自身が企画・プロデュースし、本書が原案となったドキュメンタリー映画『妖怪の孫』が2023年3月に公開され、大きな話題を呼んだ。





「2023年 『分断と凋落の日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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