2800人を看取った医師が教える人生の意味が見つかるノート

著者 :
  • アスコム
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本棚登録 : 119
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776209331

作品紹介・あらすじ

誰の、どのような人生にも必ず意味はあります。そして、あなただけの「生きる意味」を探すことで、明日からの日々を幸せに生きられるようになります。このノートには、患者さんたちが教えてくれた「人生の意味が見つかる質問」をおさめました。少しの時間でも構いません。あなたの人生をふり返ってみてください。

感想・レビュー・書評

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  • もしあと1年で人生が終わるとしたら?という本が結構SNSの広告で紛れ込んでくるようになり、この筆者の事が気になって、ちょうど中古でこちらの本がお安く手に入ったので読んでみた。

    なにか目新しい内容があったかというとそうでもないし、多分、質問内容からすると、私が買おうとしていた本も似たようなコンセプトなのかと思う。

    読むだけじゃなくて、書いてみようっていうところがいいと思う。読み流すだけじゃなくて書いてみることで、なにか思いつくこともあるし、格好つけて書こうとしてるな・・・っていう事実に気付いたりもする。
    自分の本心を文字にすることで結構リアルというか、生々しく響いたりもする。

    ヒトは小さな選択の連続で生きているが、その選択の仕方にも自分なりの癖というか知らず知らずのうちに自分の価値観によってその選択がなされていることにも気づかされる。
    今日何の服を着よう、何を食べよう、コーヒーは飲み過ぎだから今日はやめておこう、ここに寄ってから帰るつもりだったけど疲れたから家に帰ろう、誰かにLINEを送ろう・・・これだって自分の選択。この積み重ねで良くも悪くも自分という人間はできている。後悔だってあるけれども、その時点では最良と思える選択をした結果・・・そう考えると今の自分に少しだけ自信が持てる。

    買った時は自分の事のために買ったのだが、親の死期が急に迫ってきたタイミングで読むことになったので、結果的にまた違った気持ちや想いを抱きながら読むことになった。

    よく、人生最後の日だと思って生きろとか、あと自分に決まった時間(1か月、半年、1年、3年)しかないとしたら、何をするか?余計なことをしている暇はないっていう言葉は聞くし、なるほどねーと思う。
    でも、今回、実際言葉にしてみることで、自分が何を大事にしてきたか、今からこう生きていけば死ぬときに後悔しないかなっていうことがうっすら分かった気がした。

    とても薄い本でさっと読めるし、筆者の方の温かさがあふれており、温かい気持ちになれるし人への感謝の気持ちが大きくなる本でもあると思う。

  • この本を読んで、3つのことを考えさせられたり気づいた。
    一つは、自分が最期どのように死にたいか。家族に囲まれてがいい。自分の家がいい。認知症で周りの人がわからないままは嫌だ。話せない、食べられないは嫌だから延命治療はしたくない。
    二つ目は、今まで後悔したことを振り返ってみて気づいた。ボクは後悔がない。その時その時で一生懸命にベストを尽くして取り組んでいたからだと思う。真面目だからだと思う。他人に真面目と言われるのは嫌だった。でも、後悔する確率が低くなるとい意味では良いのかもしれない。それに気づかせてくれた。
    三つ目は、心穏やかに生きたいということ。それには「謙虚さ」が必要。正直さも感謝の心も「謙虚さ」があってこそ。大切な考え方だと気づかされた。
    今後どのように生きていったら良いのか、自分なりに整理できた気がする。

  • 人生の終わりを想像すること。
    そうすると本当に大切なものがみえる
    自分には彼女と家族が見えたな。
    それだけでも価値があると思った
    肩書きなど全ては死な時意味がないから

  • うわああ、内容を覚えてない…!

  • いつ重篤な病におかされるか、
    天変地異が起きるか、
    不運な事故にあうか、
    死なないうちは生きてる。
    生きてるうちは、生きてることを大切にしたい。
    友人の病、死、高齢の親、自分の人生
    いろいろ考える年になったなぁ。
    人に必要とされること、誰かを必要とすること、生きること。

  • 490

  • 「もし今日が人生最後の日だとしたら、あなたは納得のできる人生だったと思えますか?」人生の意味を探す。平凡な人生はない。価値のない人もいない。残された時間があと一年ならあなたは何を望むか。人生の終わりを考えたとき「どう生きるか」が見える 。死を前にして笑顔で過ごすために。人は悩み苦しむほど成熟する。大切な人を失っても思い出があなたを支え続ける。今日一日を大切に過ごすことで人生は変わる。本当に大切なものはあなたのすぐそばにある。遠慮や我慢のしすぎももうやめる。未来に思いをはせる自由は全ての人にある。

    【質問】もし大切な人にメッセージを残すならどんなこと(言葉)を伝えたいですか?
    【質問】これまでの人生で幸せだったことは何ですか?あなたはどんな人生であれば良い人生だったと思えるでしょうか?
    【質問】やり残していることは何?誰かに委ねられることがないですか?
    【質問】自分が生き生きと輝いていたと思える瞬間を書き出し、その時の幸せな気持ちをもう一度丁寧に味わってみましょう。
    【質問】普段の生活やこれまでの人生を見つめ直し、自分が選んでいること、自分が選んできたことを書き出しましょう。
    【質問】今までの人生を振り返り、誇りに思えることを書き出しましょう。
    【質問】しなければならないことを全て書き出してみましょう。
    【質問】これまでの人生で努力をしたことは何ですか?
    【質問】どのように最後を迎えたいですか?
    【質問】悩み苦しむ中であなたの支えとなったのはどのようなことでしたか?家族、自然の美しさ?
    【質問】あの人喜ぶだろうな〜と思うことは何ですか?
    【質問】大切な人と心がつながったと感じられた瞬間を思い出しましょう。
    【質問】話を聞いてほしい人、聞いてあげたい人は誰ですか?
    【質問】身の回りの自然から得られた気づきは何ですか?
    【質問】あなたが今遠慮していること、我慢していることは何ですか?
    【質問】あなたが今判断に迷っていることは何ですか?あなたの相談したい相手(または、亡くなった家族や友人)はどのような答えを出すと思いますか?
    【質問】あなたは未来にどのような夢や希望を抱いていますか?

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著者プロフィール

小澤竹俊
1963年東京生まれ。87年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。
91年山形大学大学院医学研究科医学専攻博士課程修了。救命救急センター、農村医療に従事した後、94年より横浜甦生病院ホスピス病棟に務め、病棟長となる。
2006年めぐみ在宅クリニックを開院。これまでに3800人以上の患者さんを看取ってきた。
医療者や介護士の人材育成のために、2015年に一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会を設立。一人でも多くの人が、生きてきてよかったと思える最期を迎えられるよう、力を尽くしている。著書『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』、『もしあと1年で人生が終わるとたら?』(アスコム)がベストセラーとなる。

「2022年 『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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