- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776212058
作品紹介・あらすじ
弱さは克服するものではありません。
弱さとは「幸せへの第一歩」なのです。
「自分は弱い」「うまくいかない」「もう疲れた」
そう思ったらこの本を読んでみてください。
競争や忙しい日常からでは気づけない
あなただけの強さが見つかります。
3,800人を看取ってきた医師がたどり着いた人生の真実
今日の自分に後悔せず生きるには――。
〇自分の弱さがわからない人が一番弱い
〇真に強い人は、他人の弱さにも寛容
〇弱さを認めると他者への感謝が生まれる
〇弱い自分にしか見えない世界がある
〇毎日のように人が亡くなる病院から見えるもの
〇人は必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか
〇人生とは、自分を理解してくれる人を探す旅である
〇幸せとは「わかってくれる誰か」と共に生きること
〇もし、今、誰も自分をわかってくれないと思ったら
〇他者との望ましい関わり方とはなんだろう
〇一人称の幸せでは手に入らないもの
〇死にたいとつづった小学生が生きられるようになるまで
〇弱さは幸せの足を引っ張らない
〇解決できないものを解決しようとするから人生は苦しい
〇他者への感謝が伴った希望を持てるか 希望という名の欲望を持つか
〇死の間際にわかる自分をわかってくれた支えのありがたさ
〇この世に生まれたからには、幸福になれると信じたい
感想・レビュー・書評
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〖今、あなたが時間やエネルギーを割いている人たちが、本当にあなたにとって大事な人たちなのか
その人間関係があなたにとって幸せなものなのか〗
職場の人間関係に悩んでいる私。
関係性を改めてもいいのかなと思った。
弱くてもいい。まず認めて許してあげる。
あなたはセルフコンパッションが出来ますか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素敵な先生。こんなホスピス医の先生に看取られた患者さんは幸せだろうなと思った。
人生において大切なことを教えてくれるし、医療者としても学ぶ事がたくさんある本。
人は宝。私も最期の時に後悔しないよう、周りの人を大切に生きていきたい。 -
すごく響いた
自分のことをわかってくれる受け入れてくれる人と
一緒にいると安らぐ
話を聞いてくれる、価値観を尊重してくれる
本当にそうだなと思った
痛みを知っているから人に優しくなれるし
世の中のビジネスは問題解決
自分が問題にぶつかったとき
どう解決していったのかが
同じことで悩んでいる人の価値になる
弱みが強みになるんだね
自分はカリスマ性はないけど
月のように一緒にいると癒やされると
言われることがある
安心感を与えることができるのかも
話を聞く 尊重する ありのままを受け入れる
その上で気持ちに寄り添っていけるような
生き方をしていきたい
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自分の人生観を変える内容だった。
死に直面している人は弱くなることが多いが、それは否定するべきことではなく、むしろ受け入れられたときから生がスタートすると感じた。
ただあるがまま自分の声に耳を傾けることで生きているという幸福を享受することができる。
そのためには常に自分を省みて後悔のない選択をすることが重要であると感じた。 -
私の今の気持ちにかなり当てはまっていて心に響いた。
人生とは自分をわかってくれる人を探す旅。
苦手な人とは離れていい。人はひとりでは弱いから支え合って生きていく。本当にその通りだと思います。
まさに今そんな人に出会って体感して、本の内容にとても共感しました。 -
自分自身の苦しみ、辛さ、寂しさなど、ネガティブな感情は悪いことじゃなくて
その弱さ自身も含めて自分だとまずは受け入れるべきだと思った。
そして、それを自分自身が許容してあげることで
それからどう這い上がっていくかを考えるきっかけになるなと思った。 -
ホスピス医をされていて、何千人もの患者を看取られた経験から感じられることが書かれています。
弱さを認めると他者への感謝が生まれる
人は誰でも存在するだけで価値がある
中でも、
「あなたに支えがいなかったとしても、あなたは誰かの支えになれる」
この言葉にとても感銘を受け、深いなーと思いました。 -
自分を責めるばかりで、なかなか認めてあげられず、大切な娘やパートナーと上手くいかず
苦しんでいます。
パートナーには大切にされていない、傷つけないでと感じ、大切な娘には傷つけて、大切にされていないと思わせる言動をしてしまう(涙)
ただ救いもあります。
自分の弱さを認められていること。
私のことをわかってくれる、大切に想って 応援してくれる人がいること。
娘やパートナーシップでも
これを実現して 心から幸せを感じられる人になる。
必ず叶えようね。
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人間の核心を鮮やかに表現
ホスピス医が向き合ってきた末期患者に見る人間の核心に迫る本。死を目の前にして、人格の向上や、悟り、リフレーミングが起きる過程が実にリアルに描写されている。生々しさよりも人間の本質にふれる迫力を感じる。
人生100年時代の今、定年再雇用とか、2千万の貯金とか、いろいろな悩み、煩悩が尽きないが、本当に大事なことは何か、考えさせる力を持った名著。 -
前職場は医療現場でもあり、委員会での取り組みでホスピタリティとは?を毎年のように各部署でいろんなことを言ってきたけど、そもそも聞きなれないホスピスってなに?って思ってた。
具体例でディズニーのホスピタリティは高いと教えてもらったが、自分の働いてる現場とは違ったホスピタリティだったからイマイチ結びつけられなかったけど、この本を読んで医療現場のホスピスではこのような視点があるのかと学べた。
後悔のないよう、今日という一日を生きていきます。