モ-ゼスおばあさんの四季: 絵と自伝でたどるモ-ゼスおばあさんの世界
- ビーエル出版 (2003年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776400073
作品紹介・あらすじ
農家の主婦として、また母としてのつとめをよくわかった、意志の強い働き者の一人の女性が、芸術への興味を開花させ、画家として世に知られるようになったのは、彼女が80才になってからのことでした。自然を愛し、周囲の人々や出来事への感謝の気持ちを忘れない-モーゼスおばあさんの生き方は、作品や自伝を通して多くの人々の心をとらえることでしょう。淡々と誠実に生きた老婦人の、愛にみちた美しい日々。
感想・レビュー・書評
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モーゼスおばあさんの画集と思い出話ですね。
この本は絵本のコーナーで見つけました。
絵本のようですが、モーゼスおばあさんの自伝とモーゼスおばあさんの手掛けられた絵をもとにした、モーゼスおばあさんの世界を描かれた画文集ですね。
モーゼスおばあさんの説明から入らないといけません。
簡単に言うと、アメリカの農園に暮らすアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860ー1961)さんが八十を前にして、彼女の画く絵が注目されて、九十にして瞬く間にアメリカで最も有名な画家になりました。
この本はモーゼスおばあさんの自伝『マイ・ライフス・ヒストリー』をもとに、W・ニコラーリサ(アメリカの作家・男性)さんがモーゼスおばあさんの自伝と絵を紹介しながら、詩編を添えた作品です。
主にモーゼスおばあさんの子供のころの物語が中心ですので、絵本の形にされたようですね。
日本での出版も、訳者の加藤恭子さんのご尽力と幾つかの幸運が重なって、ほとんど無名だったモーゼスおばあさんを宣揚出来てめでたく出版の運びのようになったそうです。
説明から入ってしまいました。
とても素晴らしい作品です。
モーゼスおばあさんの絵は、なつかしいアメリカの農場と田園風景に、人々たちの暮らし、こどもたちの遊びやお祭りが描かれています。優しい筆使いと色彩、のびのびとした人々の姿が明るく活力にあふれています。
読み聞かせにいいですね。小学生向けの本だと思いますが、大人が読んでも十分堪能できます。
詩が、モーゼスおばあさんの心を代弁していますので、あわせて楽しめます。
モーゼスおばあさんの世界をほんとうに楽しく愉快に、そして平和の祈りを込めて味わいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ひだまりトマトさんのご紹介
1961年101才で亡くなったニューヨーク州の農場で過ごしたモーゼスおばあさん
農家の主婦として誠実な暮らしの中から生み出された刺繡画などの作品の数々
人の目に触れたのは70才になってからだそうです
丁寧な筆致のその絵は暮らしの息遣いが聞こえる温かい絵です
風景画がいいなあ
≪ 農場の 自然と人が 響き合う ≫-
はまだかよこさん、こんにちは。
モーゼスおばあさんの世界を楽しめましたか。
とても生活感のあふれる、農家の風景がよく描かれていていました...はまだかよこさん、こんにちは。
モーゼスおばあさんの世界を楽しめましたか。
とても生活感のあふれる、農家の風景がよく描かれていていましたね。
幾つになっても、何かにうち込められる勇気をもらったように思えます。
いつもありがとうございます。2023/05/14 -
ひだまりトマトさんへ
いつも興味深い本のご紹介ありがとうございます。
できれば原画をみたいなあって思いました
お人柄が現れた気分が落ち...ひだまりトマトさんへ
いつも興味深い本のご紹介ありがとうございます。
できれば原画をみたいなあって思いました
お人柄が現れた気分が落ち着く絵ですものね
コメントありがとうございました2023/05/14
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モーゼスおばあさんの自伝を元に、モーゼスおばあさんの描いた絵を交えながら、モーゼスおばあさんの暮らした村の四季をたどる。
モーゼスおばあさんの絵、好きだな。