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- / ISBN・EAN: 9784776401476
感想・レビュー・書評
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シッターさんが保育園に迎えに来てくれたり、大人のパーティーのために子供が早く寝かしつけさせられるところがフランス流だなと感じる。
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これはすばらしい。日常の中に見いだした美しい世界観が描かれている。作家の鋭い感性を感じた。どのようにこの本の魅力を表現していいのかわからない。
ストーリーはおそらく保育園のお迎えの時間から始まり、母が迎えにきた帰りに暗くなり始めた公園に寄る。(ストーリーはごくありふれた日常)
その薄暗くなりはじめた公園の描写や、親たちが夜にリビングで大人同士の飲み会をしているとき、主人公の女の子だけ寝室で寝ているのだけれど、寝室に聞こえる大人の声に耳を澄ましている描写が美しかった。
この絵本を子供がみたらつまらないのではないか?と心配したが、2歳半の子供は子供で熱心に聴いていた。良い絵本というのは、読み聞かせている大人も、聞いている子供も世代の違うものたちがおのおの別々の楽しみをできるものではないのだろうかと考えさせられた。
作風は違うけれど、酒井駒子のような「画家の書いた本」という印象を持ったが、実際は夫である画家ハレンスレーベンと、妻で絵本作家のアングッドマンが夫婦共同でつくったものだとか。
私はこの本を読んで、リサとガスパールの作者だということをクレジットをみるまで全く気が付かなかった。 -
2011年11月14日
<QUAND VIENT LA NUIT>