- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776407218
作品紹介・あらすじ
わすれられたものたちは、わすれたひとをわすれない。エイホーエイホー-森のおくから、きみょうな歌声が聞こえてきた!いそげ!きみがくるのをまっている!
感想・レビュー・書評
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最後の最後まで、お話の世界にたっぷりと浸ることができる。
子どもの時の気持ちを、思い出す本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リコーダーを忘れて森に探しに行く勇気に感動しました。
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子どもの頃に読んでとても印象に残っていた本。
探したら絶版になっていてがっかりしたのですが、新たに、作者のお二人の日常を垣間見るようなお話も追記されて新装版が!!
うれしい!! -
わすれられたわすれものを集めている人たちがいる。集められたわすれものは、わすれものの森へもっていかれ、木にかけられそのうちに花や実になる。
だれもがしたことがあるわすれもの。
それぞれのわすれものには、わすれられたエピソードがある。
さすが岡田淳さん。みじかいのに、おもしろかった。心にのこるものがある。 -
たて笛をなくしたツトムが、笛を探しているうちに出会った不思議な二人組と共に「わすれものの森」に向かい、自分のたて笛を取り戻す物語。
どこでなくしたかも分からず、どんなに探しても出てこないものってありますよね。
私がなくしたアレも、わすれものの森に連れて行かれたのかな?と考えてしまいました。
わすれられた ものたちは
わすれたひとを わすれない
きゅっと、切なくなってしまいました。 -
初出は1975年、今回は復刻版で。著者の岡田センセイは小学校の図工の教師、作家との2足のわらじを地で行く人。「ご職業は?」とたずねたら、きっと「岡田淳です」とお答えになるのではないでしょうか。
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笛を置き忘れたツトムは、わすれものを集める仕事をしている不思議な二人サントスとニブラに出会い、笛を探しに「わすれもの森」へ連れて行ってもらう。
忘れられた物たちの思い出を食べる鳥と出会ったり、三人の長老のテストを受ける羽目になったりするが、それほどすごい冒険ではない。でも、全体を通して温かくていい話だ。 -
私たちは誰でも一度は物をどこかに置き忘れた経験があるだろう。でも、その、忘れられた物の気持ちを考えたことがある人は少ないと思う。「忘れ物をしないように」と言わなくても、この本を読むと、自然に物の気持ちになれる気がします。
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何十年振りに児童書を読みました。四十年前の作品とは思えないくらい楽しめました。わすれられた ものたちは、わすれたひとを わすれない 心にグサっときました。もう私は何を忘れたか分からなくなってしまったなぁ…大事な物はもう無くさないようにしないといけませんね。
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勉強が苦手で、たて笛が得意なツトム。明日の音楽会では、クラスでする笛の合奏の独奏をまかされている。ところが、大事な笛をなくしてしまった。家で探しても見つからず、教室に探しに行ったがやっぱり見つからない。帰ろうとした時、床の上に黒いぼうしが落ちているのに気づく。
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主人公のツトムは自分が褒めてもらえる2つの事のうちの1つたて笛。 保護者を招いて行われるクラスの音楽会でたて笛のソロパートを任されます。 しかしろくに練習もせず3日前にたて笛を無くした事に気付くも前日までろくに探そうともしないダメっぷりw
その結果夜の学校に忍び込んで探すはめになるのですが、そこでへんてこな帽子を拾ってしまいます。 すると廊下から怪しい話声が・・・
知恵と勇気を振り絞りなんとか道を切り開いていくツトムにハラハラ。
子供の頃、日が暮れてからの学校は怖かったけど、見知らぬへんてこな森を一人で探索しなきゃいけないとか怖すぎるわ。 俺が無くした物もあの森で植物に生まれ変わってるのかな。 なるべく物を無くさないように気を付けよう。
これ40年ほど前の作品なのか。 全然そんな感じしなかったな。 -
どこに置いたか忘れた物がふっと出てくることがある。それはサントスやニブラたちの仕業かもしれないなと読みながらニヤリとした。
忘れ物の気持ちになって、忘れた人を責める森の住人たちに、読みながらなんだか申し訳なくなる。
私のアレやコレやも忘れ物の森で寂しく吊られているのかな。
いや、森の住人たちに言わせると、忘れ物仲間と一緒に楽しく暮らしているのかも。 -
わすれものを、わすれものの森へ取りに行く小学3年生のツトム。「あったはずなのに…」「どこにおいたんだろう…」そんな状況はよくある話です。
私も数々の品をわすれものの森へ送ってきました。
ツトムは、音楽会で使うリコーダーを無事に見つけることができるでしょうか。 -
友人が若い時に出した本
それが復刻された
当時は全く知らなかったよ
残念ながら画像がない
絵がいいんだけどなあ
是非お手にとって下さい
《 わすれもの もちぬしはなれ とおいしま 》