- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776409175
作品紹介・あらすじ
ライオンは、おそろしくて、あらっぽくて、らんぼうな動物だとおもってない?
でも、レオナルドはちがう。さんぽがすきで、詩をつくるのがすきで、アヒルのマリアンヌと大のなかよし。
ほかのライオンたちはレオナルドに、ライオンらしく変われとせまるけど、ライオンらしいってなんだろう。
レオナルドはマリアンヌといっしょに考え、それを詩で表現することにしたのですが……。
自分はどうしたいのかを考え、それを相手に伝えることの大切さをていねいに描いた絵本。
感想・レビュー・書評
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ライオンだからこうでなくちゃならない、なんてことはない。
その人がその人らしくあるのが一番。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
他者の存在を認める多様性の大前提。大人こそ肝に銘じておかないと。
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私たちはついつい「ライオンは獰猛なもの」という固定観念にとらわれがち。世界を狭めてしまうそんな考え方を、詩を作るのが大好きな優しいライオン、レオナルドがひっくり返す。
アヒルと仲良くしていることを仲間のライオンたちに非難され、獰猛なライオンに変わることを要求されても毅然とはねのける彼の勇気はすごい。
「正しい道は ひとつじゃない。みんなそれぞれ、いろいろあっていいはずだ。大事なことがあるとすれば、それは、きみはきみらしく、ぼくはぼくらしく ということ」と語りかける詩の言葉は生き方に気づくきっかけをくれる。 -
やさいしいライオンがいたっていい。
あるべき姿にとらわれないで
考えて言葉で表現することが大事なのかもしれない。
たとえ、みんなが理解してくれなくても、、、
自分らしくって何か考えさせられる作品。 -
表紙のとおりパブリックイメージと異なるやさしいライオンが主人公。自分らしさってなんだろうと考える。
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まだちょっと内容は早かったけど、素敵な内容。またそのうち読んであげたい。
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原題:how to be a lion by ed vere
レオナルドはライオンらしくないライオン
アヒルのマリアンヌと仲良し
みんなから、「どうもう」になれとせまられる
2人は丘に登り、考えを詩にまとめる
ぼくは小さなこえこういおう
ひとの気をひくために
ほえるひつようなんてない
ぼくはハチドリとだって
トリとだって
ともたちなれる
略
ただしいみちはひとつじゃない
みんな それぞれ、いろいろあっていいはずだ
だいじなことがあるとすればそれは
きみは、きみらしく
ぼくは、ぼくらしく
ことばでよのなかはかえられなお、と、いうひともいる
けれど、だれかのことばをきいて、かんがえはじめるひとがいたら、よのなかはかわるかもしれない
8分 -
「泣きそう」なんで泣きそうになったの?「わるいライオンになりそうだったから」
「“さいてい”って何?」「“きみらしく”って、どういうこと?」いろいろと会話が広がった絵本。自分らしく生きていく、とは、どういうことなのか、4歳に伝わったかなあ。自分自身のキャラクターや性格を大切にして生きてほしいな。