- Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776790273
感想・レビュー・書評
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ついに戸田誠二の単行本を解禁してしまった……。あああああ好きすぎる。気づかずにどっかでパクッちゃわないか心配になる。『生きるススメ』よりも暗めの作品が多いけれど、それを自覚している上でタイトルに「しあわせ」と名付けるセンス、素敵。
「アポトーシス」、突き刺さりすぎる……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戸田誠二の漫画はどれも大好きだけど、これに入っている「NO SEX」は特に好き
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わたしも、くらげになりたい。
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(2012.04.07読了)(2012.04.07借入)
戸田誠二さんの二冊目の本です。
戸田さんの本を読んでいて困るのは、男なのか女なのかわからないキャラ(「けものみち」)がときどきあること(現実の世の中でも、見た目で迷うことが結構あるので、それが反映されていると言われれば、なんとも言えなくなるけど)、ストーリーの中で、この人は、ここまでに出てきたどの人と同じ人?と考えてしまうこと、キャラがうまく書き分けられていないように思うのですが(ギャグ漫画じゃないんだから、と言われれば、引き下がるしかないのですが)。
今回は、ドラマになりそうな物語がいくつもある感じです。ストーリー展開が意外な方へ展開して行って、はあこういう展開もありか、と納得してしまいます。
異界の物が見える人の話(「視線ごっこ」)があったり、近未来SF見たい(「2056」)のがあったり、いろいろ試している感じです。
【目次】
2056
第1章 Apoptosis
くらげ
Red Ribbon
アポトーシス
第2章 手さぐりで歩く
とかげ
Happy Birthday
NO SEX
幸せ
第3章 Rules
殺人計画
視線ごっこ
四月の薬草
第4章 浮かび上がる
失恋
けものみち
反抗ヘンカンキ
あとがき
全体的に、絶賛もできないけど、くだらないとも言えない、なんかもどかしい感じです。
もっと長いものに取り組んでもらうと評価しやすいようにも思いますが、1~2頁のも捨てがたい、ですね。
他にも何冊か出ているようですが、息子の本棚には、ここまでしかないので、これで終わりにします。
(2012年4月7日・記) -
生に目的の無いことなんてみんな知ってる
だから「恋愛」という死に対する最高の予防薬を飲むのだ
家でも学校でも会社でも 人が求める役を演じている
結婚も親の要求の一つなんです
でもあなたを好きなのは本当です
少しずついろんなものを切り捨てて生き延びている…不器用な人間だっているのだ
…切り捨ててしまったのはしっぽじゃないのかもしれない
でも生きている
・・・離れてたほうがいいじゃないか
俺はそばにいてずっとうまくやっていけるほど想像力のある人間じゃない
…あんたとは別れたくないんだ
だから付き合わない
こうして後輩の同僚が慕ってくれるくらい私が人ウケがいいのは
逆に私が他人とはキョリをもって接する人間だからだと思う -
短編というよりはショートショートに近い分量の作品が多い。ショートショートになればなるほど、シュールさが際立つ。なかでもシュールでお気に入りなのは「殺人計画(2p)」。あとは「反抗ヘンカンキ」のアイデアにはビックリした。斬新な設定に思えた。私が無知なだけで、こういう設定ってSFなんかではよくあるのだろうか。
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幸せの影の部分にスポットをあてて書いている。幸せを知ると幸せが無いと苦しい。幸せを目の前にするとそれを失うときの事まで先読みして、あえて小さな不幸に甘んじている。
そんな暗い人の暗い話ばかりを描いている。結構好き。 -
幸せってなんだろ?
なんてセリフはベタすぎるかな。 -
こんなに夢中でページをめくったのは久しぶり。
たった1ページで終わる物語もあったりする。
たった1ページ。
これだけで、こんなに深く物語を伝えられることが出来るんだ。
結構感動した。
彼のwebで読める作品も多数のなので、是非いろんな人に目を通して欲しい。
心の中の何かが絶対動くと思う。 -
「花」は名作だと思う。