- Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776792536
作品紹介・あらすじ
「月の島」での生活はボリスに安息と共に宿命ともいえる戦いの糸も手繰り寄せていた。忍び寄るウインタラーを狙う新たな刺客。運命に足掻き、苦しみ、それでも生き抜いてきたボリスのすべての運命に終止符が打たれる。「ルーンの子供たち 冬の剣」感動のクライマックス。
感想・レビュー・書評
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シルバースカル大会で見事優勝したボリス。剣の司祭であるナウプリオンの後継者と目される彼を快く思わない少年たち。リリオペは、婚約者になるようにボリスを陥れるが、正式に巡礼者となる直前だったボリスはイソレットへの想いと自分の強い気持ちからそれを拒否し、島を出ることを余儀なくされる。ウインタラーの謎に迫るために滅びの地へと向かうボリス。その後色々あってイソレットと涙の再会と別れをし、故郷の怪物を倒す。
ボリスと対比して描かれるルシアンの天真爛漫さとランジエの底知れなさ。学園では平和に楽しく過ごしてほしいな。Pのプレートはフォンティナ伯爵かな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ファンタジー&バトル好きとしてはたまらんかった。
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3部作完結編。1、2と比べて誤植が少ないが、それでもやはり普通の小説と比べると多い。
物語は一つの筋としては完結しており満足感はあるのだが、何人かの登場人物はその後どうなったか明かされることなく終わってしまったため、その点が気になる。全てを明かすのは賢明ではないが、続編なんかでうまく消化してもらえるといいかと思った。 -
三冊目.
ボリスの冒険もコレで終わりに.
でもシリーズとしてはまだ続くようで
次は「ルーンの子供たち デモニック」だそうですよ.
テイルズウィーバーの話なんで
主人公の数だけシリーズ化するんですかね?
そんなに続けるのか?って感じなんですが.
面白いには面白かったけど
本が重いし長い.
次から買うなら新書とか文庫サイズにして分冊してくれないと…. -
冬の剣はこの巻で完結です。
もう主人公の波乱万丈っぷりには唖然です。めくるめく展開!場面転換がザクッザクッとやってくるので、すっきり。
さすがに完結、と言うことで、テーマ、目的、起承転結もくっきりしていて、読みやすいですね。巻を重ねるごとに面白くなっていると思います。
島の謎、神秘、真実・・・
ひょっとして?と言うか、絶対そうだよなあが今回初めて裏付けされ、スッとしました。嬉しかったです。
やはりナウプリオンが好きです。
私のツボを押さえに押さえた人物でした。格好良すぎる気もしますが。熱いです。
師弟でも親子でも、追う側はまさか追われる側が自分と同じような時、更に自分より未熟であった時があったとは思わないものです。しかし人は人。たかだか百年の命。愚かな部分、弱い部分、柔らかい部分、抱いているものですよね。
何が罪で罰とは何か。
何のために誰のために自分があるか。命があるか。生きていくのか。
赦すこととは。
正義とは。
私欲と善悪。
記憶と想い。
体と心。
考えさせられることが沢山あります。
触れ合う人の数だけ「自分」も存在するのですね。その人その人によって「A」と言う存在の意味するところ、価値、立場は違ってくるわけで。
楽天家の坊ちゃまも愛らしいです。17歳ってどうだったろうか。
なんとまあこれだけ短い中で舞台を転々と立ち回ったことでしょう。
若干苦い悲しみが残る結末でしたが。
しかしヒーローで無いところにリアリティがあるやも。難しいですが・・・。
最後まで恋愛には移入できませんでしたが、面白かったです。 -
A winter meets a spring ってタイトルが素敵すぎる。
ランジエとの再会シーンが綺麗すぎる どこの王子さまだよ!
何年も前から綿密に再会計画立ててたとしか思えない。
ボリスが、最後は平和に空見上げてて本当に良かった -
長い長い物語の終わり。
懐かしい人との再会。
大切な人との別れ。
そんなものがたくさん詰まった、最終巻でした。
最後のね……想いを伝えあうシーンがね。
あとナウプリオンのシーンとかね。
ラスト戦闘シーンとか。
かっこいい、感動できる、心に残るシーン満載ですよ。
そして最後の最後。
あの印象的なシーンは、ずっと脳裏に残っています。
読み終わって、ため息が出てしまうような本でした。
いい意味での。 -
ボリスが島を出て、あちこちを渡り、
ついに因縁に決着をつけるまで。
途中、1・2巻でちょっと出だったあの人が大活躍です。
そこまで活躍する必要性があったのか疑問だけど…
原作であるネットゲーム(?)ではもしかしたら
重要キャラなのかもしれない。
復讐ではなく、大切な人を救うために因縁に決着を
つけるという落とし所が、よかった~というかんじです。 -
ルシアンってすごく良い子ですよね。