ロードバイクに乗るときに読む本 (趣味の教科書)

著者 :
  • エイ出版社
3.50
  • (3)
  • (14)
  • (12)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 99
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777907403

作品紹介・あらすじ

いつかは乗りたかった、地上最速の自転車がロードバイク!バイク選びからセッティング、ライディングフォームからメンテナンスまで知りたかったことが丸ごとわかる!ロードバイクのある人生は、輝ける人生なのだ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ロードバイクを始めてすぐに買った本。

  • 201008

  • 2012年7月25日読了。自転車プロショップ店主(かつ、小説家?)である著者がロードバイクとの付き合い方、選び方・メンテナンスの方法を思い入れたっぷりに解説する本。登場するライダーのモデルは全て店主自身!頑固者の自転車店主らしく押し付けがましい意見(「10年早い」「私だったらこのモデルは選ばせない」とか)やあくのある文章には若干辟易もするが、単なるライダー・レーサーとは違う、プロ店主の視点からのアドバイスと豊富な車体・パーツの写真と解説、メンテナンスのやり方の写真(特にバーテープの巻き方が親切)は見応えがあり、参考になる。適切なトレーニング、健康な身体と精神。これがロードバイクと楽しく長く付き合い続けるコツなのだろう。

  •  まず驚きは「エンゾ早川さんメットかぶってる!w」 前著(ロードバイクセッティングバイブル)では「ポリシーがあってヘルメットはかぶらない」とおっしゃってましたがさすがに昨今の情勢には逆らえなくなったのか。
     でも全部ではないんだけどね。写真で言えば1/3か1/4ぐらい。かぶってる方が少ない。でも路線変更だよね。柔軟な姿勢と社会を見る眼を持っていることは評価できると思いました。

     さて内容の方は中級・上級の人向けというよりはこれから自転車通勤始めようかとか、ロードバイク(スポーツバイク・ロードレーサー)に乗ろうかどうしようかと迷ってる人の背中を押してくれるメッセージのような本。だからトレーニング方法とかレースへの参加方法が詳しく書いてあるわけじゃありません。

     それよりはむしろ自転車選びから100km走れるようになるまでのフォーム、ハンドルの握る位置(下ハンドル推奨)、ペダリング、保管、メンテ、食事、ボディケア、体幹の筋肉の使い方・鍛え方、バーテープの巻き方、オーバーホールの必要性等々知りたい事、不安に思っている事がほぼ全て書いてあると思います。
     中でもロードバイクの紹介(20万円以下限定)は雑誌やホームページ等でもあまり紹介されていないようなメーカーの物までも紹介されていて、充実して見るだけでも楽しいです。さすがご自分でショップを経営されていて情報量の多いエンゾ早川さんだなと思わせるコーナーです。
     次のメッセージは「ゴールデンライダーにならないために。」
     ゴールデンライダーとは? 黄金の達人? 逆です(笑)。2年前に提唱されたラクダのコブと同じようにエンゾ早川さんの造語です。ゴールデンウィークの良い季節に誘われてロードバイクを始めたけれど、夏の疲れが抜け切れず・・・寒さに耐えられなくなり・・・いつのまにかロードバイクに乗らなくなってしまう人達^^;

     エンゾ早川さんがサイクルショップのオーナーにして作家になった理由として本書の中でおっしゃっていることは、そういうゴールデンライダーを1人でも減らしたかったことと借金苦だそうな(笑)

     エンゾ早川さんは「自転車は痩せますか?」との問いに「ドロップハンドルのロードバイクなら」と答えられてますね。「ママチャリやフラットハンドルの自転車では使う筋肉が少ないから」と。

     また僕も自転車を買う時に実際のショップでアドバイスされたのが、慣れてからと言わず始めから「ドロップハンドル」の「ロードバイク」に乗った方がよいと言う事。結果としてその方が無駄が少ない。時間も資金もね。

     エンゾ早川さんも本書で「下ハンドルが基準」「始めからSPDペダルを」と訴えられてますね。

     エンゾ早川さんご自身がショップのオーナーなので、ロードバイクというこの素晴らしい乗り物に少しでも長く乗ってもらいたいとのメッセージが溢れています。すでにエンゾ早川さんの著書を読んでいる人には目新しい主張はないかも知れませんが、これからロードバイクに乗ろうとする人にはお勧めの一書。


    http://chatarow.blog90.fc2.com/blog-entry-217.html

  • 割と文句なく良書だと思う。
    自転車初心者にも分かりやすい。写真も多い。
    かと言って、浅過ぎない。正しいペタリングの仕方や、パンクの修理の仕方、脱初心者のための百キロのコース設定など。

    入門書って、チャリブームに乗っかりたいからか、甘いやつが多い。この本はほどよく厳しい。
    ただ、全身ピチピチのサイクルジャージ着て、ハートレートメーターを付けねば話にならないみたいに、やたらとえらそうで固いところもある。

    チャリって何とか頑張って百キロくらいは走れないと、本当の面白みが分かりにくい。距離は絶対条件のスポーツだと思う。
    でも、普通にママチャリみたいにこいでると、百キロってのは厳しい。逆に、漕ぎ方が分かると百キロってのは、さほどしんどい距離ではなくなる。
    その百キロを越えさせてくれる良い本だと思う。

    ちなみに、この著者の他の本は、確かに正しいことを書いてるけども、あまりに専門的過ぎて、実際に使えるってよりは、チャリ好きとして知っていれば得っていうだけ、そんな感じなので、万人に良書として勧められる一冊と言えば、この一冊だろうと思う。他の本も面白いんだけど。

  • 全般的には有益な本だが、筆者の価値観の押し付けはいただけない。

  • 同作者の、『ロードバイク バイブル』と重なる部分が多い。

  • 友達に借りました。
    わかりやすく、役に立つ本でした。自分でも買いました。
    ただこの作者の美学の押しつけが若干うっとおしい(笑)
    好きなもの買わせろー!

  • このところ運動不足なので、ちょっと自転車でも始めてみよーかなぁと思って読んでみました。自転車のことなど、まったく知らなかったので、とても参考になりました。
    ところで、ロードバイクって想像以上にハードな乗り物なんですねぇ。ヨーローッパでは、ロードバイクに乗る体力のない者がサッカーを始めるとまで言われているそうですよ。入門書を読んでるだけで、なんだか挫折しそうでした。思いのほか費用も掛かるし、メンテナンスもたいへんそーだしぃ・・・・。
    でも、なかなか奥の深いスポーツのようで、より一層興味も湧いてきました。風を切って、どこか遠くへ行ってみたいなぁという気にさせられます。けど、この本を読んで判ったのですが、ボクが乗りたかったのは、シクロクロスバイクという種類の自転車だったのかも・・・・・。

全9件中 1 - 9件を表示

エンゾ早川の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×